元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が23日、YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』に出演。動画「【新庄監督の手腕!】“ミスしたらベンチのせい”万波選手のこの発言から分かる今の日本ハムのチーム状況は……【プロ野球】」内で、日本ハム・新庄剛志氏の監督としての在り方を絶賛した。
新庄監督率いる日本ハムの野球に対し、「新庄野球は面白い」「これがプロ野球だよ」と絶賛する高木氏。その流れで、16日の中日戦で見られたフォースボークについて話すことに。
フォースボークとは、ランナー1・3塁の時に、1塁ランナーがわざと大きくリードを取り、ピッチャーが牽制動作をした瞬間に3塁ランナーが本塁に突入する戦術のこと。意図的にボークを誘うことを狙うトリックプレーだが、中日戦では同点の4回2死一、三塁の場面でこの戦術に出る場面が。
一塁ランナーの上川畑大悟が飛び出しかけてストップし、中日の先発・小笠原慎之介がけん制の動作に入ったところで三塁ランナーの万波中正がスタート。無事に生還を果たし、結果的にこの1点が決勝点になった。
高木氏は、このプレイについて万波が試合後に発した「(失敗しても)ベンチのせいだと思って、思いっきりいきました」というコメントと、その翌日に新庄監督が発した「万波くん、いいコメントしてましたね。ミスしたらベンチのせい、そうです。僕のせいなんです」というコメントに注目。
そして、「逆に言えば、俺は新庄の据わりだと思う。やっぱり度胸が据わってるよ」「だから選手もそういう風に思える。監督としてドシッと据わってないとね」と、新庄監督を絶賛していた。