アソビューは6月27日、「子連れファミリーが夏休みに旅行に行きたい都道府県ランキング」を発表した。調査は2023年6月14日~6月19日、18歳以下の子どもを持つアソビュー!会員4,516人を対象に、インターネット調査で行われた。

  • 子連れファミリーが夏休みに旅行に行きたい都道府県ランキング

今回の調査では、「沖縄県」が2年連続で1位という結果となった。次いで、第2位は「北海道」で、上位2県が昨年に続いて1位・2位を連ねる結果に。

夏休みの沖縄県でやりたいこととしては、「海水浴」やダイビング・シュノーケリング・SUPなどの「マリンアクティビティ」が挙げられた。また、「リゾートホテル」に宿泊したいという回答が昨年に比べて20倍以上に増加。ホテルへの滞在も、旅行中の楽しみたいコンテンツの1つと捉える人が増えていることがうかがえる。

2位の北海道を選んだ理由としては、「グルメ」を楽しみたいという意見が多数を占めた。他にも、「旭山動物園」や夏の「富良野」「小樽」「函館」「美瑛」を訪れたいという声や、北海道の広大な自然を楽しめる「アウトドアアクティビティ」、新しくできた「エスコンフィールドでの野球観戦」という声も聞かれた。夏休みの旅行先として北海道は、特に「中学生以上の子連れファミリー」から支持が集まった。

第3位の「千葉県」では、特に関東在住のファミリーから票を集めた。今年40周年を迎える「東京ディズニーリゾート」に行きたいという子連れファミリーが多く、アニバーサリーイヤーの注目の高まりがうかがえる。他にも、「海水浴」や「プール」、「鴨川シーワールド」の人気も順位を押し上げる要因に。

第4位には「静岡県」、第5位には「長野県」と、豊かな自然を誇る県が続き、昨年の同率3位からは順位を落としたものの、今年もトップ5入りを果たした。

昨年から順位を上げた都道府県としては、第3位の「千葉県」、第6位の「大阪府」が挙げられる。千葉県では「東京ディズニーリゾート」、大阪府では「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に行きたいという声が大半を占めており、大型テーマパークを有する都道府県の人気の高まりがうかがえる。

また、昨年はトップ15圏外だった「福井県」が11位、「愛知県」が13位にランクイン。福井県では、この夏リニューアルオープンする「福井県立恐竜博物館」や夏季限定の大型プール「芝政ワールド」、愛知県では「レゴランド・ジャパン・リゾート」や「ジブリパーク」に行きたいファミリーが多数を占めた。

  • 上記の都道府県に旅行に行きたい理由

旅行に行きたい理由としては、「行きたいスポットや遊びがあるから」を6割以上が選ぶ結果となり、訪れたい場所や、やりたいことを軸にして旅行先を決めるファミリーが多いことがわかった。

  • 夏休みの旅行について

2022年の夏休みは、「旅行に行った」と回答した人は6割にとどまったのに対し、「2023年の夏休みは旅行に行く・旅行に行きたい」と回答した人は95.8%に上っており、高い旅行意欲がうかがえる。

  • 2023年の夏休みの旅行先について

旅行先としては国内旅行派が96.5%を占めた。海外旅行へのハードルは下がりつつあるものの、子連れでの海外旅行は控える傾向が見られるのは、物価高の影響も考えられるとアソビューは指摘している。