JR四国は22日、同社全線および土佐くろしお鉄道全線の特急列車・普通列車(普通車自由席)が連続3日間乗降り自由となる「夏の四国あちこちきっぷ」を発売すると発表した。大人1万3,000円、小児はさらにお得な3,500円(デジタルチケットのみ)で販売される。

  • 7~9月(お盆期間を除く)にJR四国・土佐くろしお鉄道全線が連続3日間乗り放題となる「夏の四国あちこちきっぷ」を発売

「夏の四国あちこちきっぷ」は児島~宇多津間を含むJR四国全線と、土佐くろしお鉄道全線で特急列車および快速・普通列車の普通車自由席に連続3日間乗降り自由となるが、寝台特急「サンライズ瀬戸」は対象外。ジェイアール四国バスのうち路線バス(大栃線・久万高原線)も乗車可能だが、高速バスは対象外となる。

特急列車および快速・普通列車の普通車指定席とグリーン車を利用する場合、乗車券部分のみ有効とされ、料金券を別途購入する必要がある。グリーン個室は利用不可。列車乗車後に有効期間を経過する場合、途中出場しない限り、乗車中の列車でフリー区間内の最終着駅まで利用できる。

  • 特急列車は普通車自由席に乗降り自由。普通車指定席とグリーン車は料金券を別途購入する必要がある

利用期間は7月13日から9月30日までの連続3日間。販売期間は7月10日から9月28日までとされ、9月28日を利用開始日とするものまで販売される。ただし、お盆期間にあたる8月8~16日を利用開始日とするきっぷは販売されない。

窓口発売における販売額は大人1万3,000円・小児6,500円、デジタルチケットの販売額は大人1万3,000円・小児3,500円。同じくJR四国全線の特急列車自由席が3日間乗降り自由となる「四国フリーきっぷ」(大人1万8,000円・小児9,000円)と比べて、「夏の四国あちこちきっぷ」は5,000円安く購入できる。JR四国の駅の「みどりの窓口」とワープ支店、四国内のおもな旅行会社で窓口発売を行い、チケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」、四国を楽しむ旅アプリ「しこくるり」、JR西日本観光ナビ「tabiwa by WESTER」でデジタルチケットを販売する。

購入者への特典として、「駅レンタカー四国WEBトクプラン2023」の専用サイトから申し込むと、駅レンタカー(Sクラス・24時間利用、通常8,580円)を4,000円で利用できる。その他、「しこくるり」で購入すると、先着1,000名限定で四国内の観光施設をお得に利用できる「旅ぱす」6ポイントが付与されるとのこと。