地球の歩き方が運営する「GOOD LUCK TRIP」は6月8日、「訪日中に困ったこと」(=不便に思うこと)の調査結果を発表した。調査は5月9日~15日、10代~60代以上の外国人旅行者891人(英語圏106人、韓国語圏102人、簡体字圏103人、繁体字圏580人)を対象にインターネットで行われた。

  • 訪日中に困ったこと

    訪日中に困ったこと

外国人旅行者に、訪日中に最も不便に感じることを聞いたところ、1位「Wi-Fi環境」(31.5%)、2位「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」(20.2%)、3位「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」(17.5%)となり、言語の違いによる不便さが明らかに。

そこで、「日本滞在時、行きたい飲食店があった場合、どのように予約しますか?」と質問したところ、多くの人が、事前のコミュニケーションを必要とする「予約をせず、直接訪問する」(36.7%)と回答。次いで、「ネット予約」や「日本語ができる人に電話予約を依頼」が続き、自分自身で電話予約をすると答えたのは10.5%に留まった。

続く4位には「公共交通の利用」、5位には「ゴミ箱の少なさ」、6位、7位には「その他決済手段(モバイルペイメント等)」「クレジット/デビットカードの利用」がランクイン。決済手段に関して困ったと感じる旅行者も多いことが明らかに。

  • 日本の喫煙場所について

    日本の喫煙場所について

また、8位には「喫煙できる場所の少なさ・わかりにくさ」(14.4%)が上がり、その割合は1割強であったものの、これを喫煙者に絞ると44.3%という高い割合に。さらに、「日本の喫煙できる場所(喫煙所、分煙施設、飲食店、カフェなど)は十分あると思うか」と尋ねたところ、51.9%が「少ないと思う」と回答した。