幸年期マチュアライフ協会は6月1日、「男女の更年期」の性差で異なる自覚症状と対策行動の実態に関する調査結果を発表した。今回は更年期の症状などについてまとめた。調査期間は2022年12月9日~12日、調査対象は30歳~69歳の個人2,000人(男女各1,000人)。

  • 更年期症状でつらいと感じる/支障を感じること

更年期症状により、つらいと感じる・支障を感じることを聞くと、1位「何事も億劫」(34.7%)、2位「すぐ疲れてしまう」(34.2%)、3位「活発に行動できない」(32.6%)と続いた。

次に、ふだんの意識や行動(更年期自覚あり)での「実年齢よりも若く見られたい」気持ちをみると、女性のアクションありの方が、なしの人よりも「若く見られたい」気持ちが大きい傾向に。また「年相応の健康・体力・美しさを追求したい」意識では、男性のアクションあり/なしでかなりの開きが見られた。

  • 普段の意識や行動

そして、症状緩和後の気持ちの変化を調べると、自覚あり層でアクションあり/なしの差が大きかったのは、男性が「自分の信念を大切にできそう」「運がいいと思えるようになりそう」、女性が「家族以外の対人関係が良好になりそう」「私を大切に思ってくくれる人がいると思えそう」など。

一方、自覚なし層でアクションあり/なしの差が大きかったのは、男性が「楽観的な性格になれそう」「運がいいと思えるようになりそう」など、女性が「もっと人にたくさん感謝できるようになると思う」となった。

  • 症状緩和後の気持ちの変化

最後に医療・専門サービスの利用経験を聞くと、自覚あり・アクションありの層が「定期的な医師の診断・治療・相談」を受けている割合が高く、特に男性で高かった。

  • 医療・専門サービスの利用経験