俳優の高橋文哉が主演を務める、映画『交換ウソ日記』(7月7日公開)のメイキング映像、挿入歌が3日、公開された。
同作は櫻いいよによる同名青春小説の実写化作。高校2年生の希美(桜田ひより)は、ある日移動教室の机の中で「好きだ。」と書かれた手紙を見つける。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山(高橋文哉)。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたところから、ふたりのヒミツの交換日記が始まる。そんな中、実はその手紙や交換日記が親友宛てのものだったことが判明。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことが言い出せないまま、ついやり取りを続けてしまう。
同作では放送部員の希美(桜田ひより)が学校の昼休みに校内放送で流す曲をはじめ、登場人物それぞれの気持ちに寄り添った音楽が全編に渡って印象的に登場する。中でも特にインパクトを放つのは、不器用で一見大人しそうに見えるが実はヘヴィロック好きというギャップを持つ希美が瀬戸山と初めて共通点を見出し、一気に距離を縮めるきっかけになるマキシマム ザ ホルモンの楽曲。
親友にもヘヴィロック好きだということを言えずにいる希美は、実は部屋にもマキシマム ザ ホルモンのポスターを貼るほどの大ファン。瀬戸山と交換日記のやり取りをする中で、瀬戸山も同じくファンであることを知り、親近感を抱く。お昼の校内放送で希美が流した「KAMIGAMI‐神噛‐(TV edit)」は、日記の外でも希美と瀬戸山が接するきっかけとなる。
マキシマム ザ ホルモンの楽曲は、このほかにも「刃渡り2億センチ(TV edit)」「maximum the hormone Ⅱ〜これからの麺カタコッテリの話をしよう〜」といった名曲が、本当の気持ちをうまく言葉にできない希美が心のうちを爆発させる、物語の中でも非常に重要なシーンで登場する。学園ラブストーリーとしては一見意外にも思えるマキシマム ザ ホルモンの楽曲ですが、瀬戸山と希美をつなぐシーンでも「maximum the hormone II 〜これからの麺カタコッテリの話をしよう〜」のミュージックビデオが象徴的に使用されるなど、挿入歌としてだけでなく視覚的にも二人の心をつなぐ鍵となっていく。
実際に、本作の試写会で映画を見た観客からも「ホルモンの曲を使った青春映画なんて新鮮!」「曲のチョイスと、かかるタイミングが絶妙」と、物語を彩る音楽の数々に絶賛の声が届いているという。
今回、ヘヴィロック好き女子という役柄を演じた桜田ひよりは、瀬戸山から届いた突然のラブレターに慌てるシーンで「刃渡り2億センチ(TV edit)」に合わせてヘッドバンギングに初挑戦。メイキング映像では、パニックになった希美が最後にはヘドバンしてしまう流れを竹村監督と確認する様子が映し出されている。初挑戦ながらも、スタッフからレクチャーを受け、渾身のヘドバンを見せる。
ほかにも様々なアーティストの楽曲が随所に登場し、家庭の事情により好きなサッカーを続けられず葛藤する瀬戸山や、米田(曽田陵介)への秘めた想いに悩む優子(齊藤なぎさ)を希美が応援するように流した曲は 、勇気づけられる歌詞が印象的なeastern youth の「ソンゲントジユウ」。そして希美の放送部の先輩・矢野(板垣瑞生)が引退する最後の放送で流すのは、大人びてノスタルジックなメロディがどこか切なげなyonawoの「rendez-vous」。さらに、劇伴の遠藤浩二が書き下ろしたボーカル入り楽曲の数々が随所に散りばめられている。
(C)2023「交換ウソ日記」製作委員会