アイドルグループ・関ジャニ∞の横山裕が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『帰ってきたぞよ! コタローは1人暮らし』(毎週土曜23:00~)第8話がきょう3日に放送される。
累計発行部数170万部を突破した津村マミ氏の人気コミックを映像化する同作は、横山演じる売れない漫画家・狩野進と、川原瑛都演じる訳アリな1人暮らし少年・さとうコタローの物語。2021年4月期に放送されたドラマの続編となる。
星空の下、「狩野どののことを信じる」と誓ったコタロー。その言葉を受け、狩野もいつかくる“コタローが真実を知る日”を怖がらずに待とうと心に決めた。その矢先、コタローのもとに父親(滝藤賢一)から「こたろう、げんきですか? パパだよ」と手紙が。そして迎える今夜の第8話、コタローはある決意を胸に狩野、秋友美月(山本舞香)、岩永佑(松島聡)、宇田桃葉(白洲迅)、そして田丸勇(生瀬勝久)を誘い海に出かける。自分から誘うというこれまでにはない行動を見せるコタローに、狩野たちは「絶対おかしい」と違和感を覚える。コタローにとって生まれてはじめての海。そこで何よりも楽しい時間を過ごしたコタローは「もう思い残すことはない」とつぶやき、狩野たちに、「父上から一緒に暮らしたいと言われた」と明かす。
コタローへの接近禁止命令まで出されていた父親が、なぜ今になって接触してきたのか。更生したと簡単に信じることのできない狩野たちは、その真意を確かめるため父親に連絡をさせる。コタローの心に深い傷を負わせたことは許せない反面、コタローの「父親と暮らしたい」という思いは尊重してあげたいと思う狩野たち。そんな中、ついにコタローが「母親の死」に向き合わざるを得ない出来事が起きてしまう。
そんな第8話終盤では、狩野が大号泣。ついに狩野とコタローに別れの時が? 横山が台本を読んだときから「早く撮影してしまいたいと思っていた」と語るほどずっと頭の片隅にあり続けたという号泣シーン。キャスト、スタッフが一丸となり、集中した環境を作る中で撮り終えた横山は「やっと肩の荷が下りてスッキリ」と清々しい表情を。台本の段階から涙していたそうで、「ああ、続編をやってきた意味はここに集約されてるんや」と感じたほど、思い入れの強いシーンとなったと明かした。横山が思いを込めたクライマックスシーンに注目だ。
また、テレビ朝日の『テラサってる?』では『帰ってきたぞよ! コタローは1人暮らし』特集を4日(26:55~※関東ローカル)に放送。松島が主演を務めるTELASAオリジナルスピンオフドラマ『佑どののジブン探し』前編を地上波初放送するほか、本編第8話の海に行くシーンや、スピンオフの結婚式のシーンのメイキング映像のほか、仲の良さが伝わる撮影の合間の様子、松島のコメントを届ける。TELASAでは地上波放送終了後、会見の裏側や出演者のクランクアップの様子などの未公開映像を追加した『特別編 コタローは1人暮らしの撮影現場、全部見せるぞよ 完全版!!』を配信する。
横山のコメントは以下の通り。
■横山裕(狩野進役)
台本をいただいたときから、早くこのシーンを撮影してしまいたいと思っていました。やっと肩の荷が下りたというか、スッキリしました。もう考えんでいいんや、もう僕クランクアップや、って思ったくらいですもんね(笑)。深く考えすぎないようにはしていたんですけど、ずっと頭の片隅にはこのシーンのことがあったので、今は放心状態っていう感じです。
このシーンは、台本を読んだときにもめっちゃ泣きました。やっぱりこのステキなセリフや思いが、「ああ、続編をやってきた意味はここに集約されてるんや」って思いましたし、だからこその重圧もすごくあるんですけど、みんなが「よかった」って言ってくれたから、それでいいのかな、って。みんなの思いも背負っている感じもありました。すごい現場作りをしていただいて、一球入魂でやらせていただいたので、本当にありがたかったです。
血の繋がりっていうのももちろん大事だと思うんですけど、そんなん超えた関係があるんだなって『コタローは1人暮らし』を通じて思いましたし、家族の絆っていうのは血縁だけでなく、それを飛び越えてできる絆みたいなものもあるんじゃないかな、と。すごく大事なテーマを扱った分、この作品を丁寧に作っていけたことはすごくステキなことで、それに関われたことは本当に光栄でした。
2年前に前作をやっているときはこんな結末を迎えるなんて全く思っていなかったのですが、この続編はやる意味があったと本当に思いますし、伝わるものも絶対ある。多くは語らず、皆さんに見ていただいて、皆さんに感じていただけたらいいなと思います。こういう時代だからこそ、伝えられるメッセージ、伝えられるドラマがあるんだなと思っています。来週の最終回までよろしくお願いします。