中日・立浪和義監督

◆ 「選手ひとりひとりの意識」

 中日は20日、敵地で巨人に2-6で敗退。この日も失策から先制点を献上するなど、序盤からリズムを作ることができなかった。

 0-0で迎えた2回裏、先発の小笠原慎之介は一死から連打を浴びて一・三塁のピンチを招くと、7番のアダム・ウォーカーの三遊間へのゴロを遊撃手の龍空がファンブル。オールセーフで三塁走者が生還、なおも一死一・二塁というピンチはしのいだものの、ミスが失点に直結してしまった。

 これで今季のチーム失策数は31個目。リーグでは5番目の阪神とも10個差と大差の6番目で、12球団で見てもワーストの成績となっている。

 20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した中日OBの谷繁元信氏も、「今季31個目、12球団ワーストなんですよね……」とやはり失策について言及。

 この試合の龍空のプレーには「逆シングルで行けばゲッツーも取れたのかなという打球。丁寧に行こうという姿勢もあると思うんですが、そこはうまく対応しなければいけなかったかなと」と振り返った。

 同じく番組に出演した江本孟紀氏も「エラーは阪神が最多を続けていたんですが、それを追い越してはいけませんね」と現状の“10個差”に注目。

 「もちろん阪神がエラーの数を減らしているということもありますが、こうしたミスはなくしていかなければいけない」と続け、この苦境を脱するために、まずはエラーをはじめとする守備のミスを減らすことをポイントに挙げた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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