トリップアドバイザーは、「2023年夏の旅行動向」についての調査結果を5月15日に発表した。調査は3月17日~27日の期間、日本を含む世界5ヵ国(アメリカ、イギリス、オーストラリア、シンガポール)の旅行者2,400人以上へオンラインにて意識調査を実施。および利用状況データとして同社サイトの5月29日~8月31日の旅行期間を対象とした、1月10日~4月10日の行動データを算出した。
意識調査の結果、78%の旅行者が今年の夏(6月1日~8月31日)に旅行を計画していることが判明。日本人旅行者においては「旅行を計画している」と65%が回答し、昨年同時期(24%)や今年の春(49%)と比べて大幅に上昇しているという。
今夏の国内人気観光地には、1位「中央区(北海道)」、2位「恩納村(沖縄県)」、3位「宮古島市(沖縄県)」がランクイン。次に、海外を見ると、1位「ホノルル(アメリカ)」、2位「ソウル(韓国)」、3位「パリ(フランス)」だった。
前年と比較し、今夏において「回復傾向が強い観光地」をみると、日本では「舞浜(千葉県)」がトップに。次いで、「かほく市(石川県)」、「盛岡市(岩手県)」と続いた。また、海外の1位は「ソウル(韓国)」、次いで「中正区(台湾)」、「ケデワタン(インドネシア)」が続く結果に。
また世界の旅行者も78%が「今夏の旅行を計画している」と回答。内訳は「国内旅行」が46%、「海外旅行」が27%、「国内旅行と海外旅行の両方」が28%とのこと。
海外旅行者に人気の観光地と回復傾向が強い日本の観光地を調査したところ、人気の観光地の1位は「中央区(北海道)」、2位「新宿区(東京都)、3位「港区(東京都)」と続いた。また、前年に比べて「回復傾向が強い観光地」をみると、「台東区(東京都)」を筆頭に、「箱根町(神奈川県)」、「港区(東京都)」がランクインした。