TIGERは5月17日、タイガー魔法瓶が実施した熱中症対策に関する意識調査の結果を発表した。調査は4月21日〜28日、全国の10代〜50代の男女526人を対象に行われたもの。

  • 熱中症対策は何月から始めるのがベストだと思いますか?/実際に対策を始めるのは何月ですか?

まず、熱中症対策は何月から始めるのがベストだと思うか聞いたところ、熱中症に注意が必要とされる「5月」と回答したのは38.2%であった。

一方で、実際に5月から対策を始めている人は31.3%にとどまっているほか、時期に関わらず熱中症対策自体をしないと答えた人も15.9%見られた。

過去に熱中症と診断されたことのある人は、全体の3人に1人ほどとなっている。しかし、身体の不調を感じていながら病院を受診して診断を受けていない人もいることを考慮すると、実は熱中症だったという人はもっと多いと考えられる。

  • あなたは過去に熱中症と診断されたことはありますか?

熱中症対策をしている人の中で、熱中症対策グッズで持ち運ぶものとして、62.6%が「水筒」と回答している。時々でも水筒を持っていくという人も含めると、74.9%が「5月〜8月の外出時に水筒をもって出かける」という結果となっている。

  • 熱中症対策グッズで、次のうちあなたが外出時に持ち運ぶものはどれですか?/初夏から夏(5月〜8月)の外出時に水筒をもって出掛けますか?

水筒に入れているものの内訳については、お茶(緑茶・麦茶など)が最も多く65.5%となった。3位の「スポーツドリンク」以降は、水筒によっては入れることができない飲み物もあるため、持ち運ぶ際には自分の水筒に何を入れることが出来るかの確認が必要であると考えられる。

  • 初夏〜夏(5月〜8月)の外出時、水筒に何をいれていますか?

初夏(5月〜6月)の外出時に一日に平均で何回程度の水分補給をするか尋ねると、3回以上水分補給ができているのは3割にとどまった。水分補給を意識していない人は45.4%、0〜2回という人は19.3%という結果となり、こまめな水分補給ができていない人が過半数以上いることが判明。

  • 初夏(5月〜6月)の外出時、一日に平均で何回程度、水分補給をしますか?

また、水筒をいつも持って出かける人と持っていかない人の間には大きな意識の差が見られた。

7回以上水分補給をしている人は、水筒をいつも持って出かける人は、持っていかない人に比べて3倍多いほか、水筒を持っていかない人では、外出時の水分補給の回数を意識したことがない人が67.4%にのぼり、水筒をいつも持っていく人に比べて2倍以上多い結果となっている

  • 初夏(5月〜6月)の外出時に水筒を「いつも持っていく」と答えた人の回答/初夏(5月〜6月)の外出時に水筒を「持っていかない」と答えた人の回答