俳優の横浜流星が1日、都内で行われた映画『ヴィレッジ』(公開中)の公開御礼舞台挨拶に登壇。2022年6月に亡くなった河村光庸プロデューサーにとって、最後の作品となった同作への思いを語った。

  • 映画『ヴィレッジ』の公開御礼舞台あいさつに出席した横浜流星

同作はスターサンズ・河村プロデューサーが企画し、藤井道人氏が脚本・監督を務めるオリジナル作。夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村(かもんむら)。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃よりこの村に住んでいる片山優(横浜)は、ゴミ処理施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染の美咲(黒木華)が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す。

この日のイベントには横浜のほか、一ノ瀬ワタルと奥平大兼も参加。下積み時代から河村プロデューサーに支えられていたという一ノ瀬は「俺の恩人です」と在りし日の姿を思い浮かべ、「昔、俺が全然鳴かなかったころに『宮本から君へ』という作品で使ってくれて、がんばれよって言ってくれて。河村さんの最後の作品に出られたのは嬉しかったです」と感謝する。

横浜も「たくさんの方に観て頂いているなと感じていてすごく嬉しいですけど、まだまだ届けたい、観て頂きたいと強く思っています」とアピール。「きっと河村さんもこの作品を届けたいと思うし、河村さんにもいい報告がしたいと僕も思っていて……」と胸の内を明かし、「それくらい強い気持ちで僕もいますし、強いメッセージが込められています」と同作への熱い思いを伝えていた。