花王は4月24日、ビューティリサーチ&クリエーションセンターが実施した日やけの意識調査の結果とともに、身体への日やけ止めの塗り方テクニックについて公開した。調査は2022年9月、10代〜70代の男女245人を対象に行われた。

  • 過去を振り返って「日やけの後悔」はありますか?

まず、調査では、うっかり日やけをしてしまった人の8割が日やけ止めを塗り忘れていたことが分かったほか、過去の日やけ体験についての質問では、約9割がなにかしらの後悔をしている事も判明している。

また、79.5%が日やけ止めをちゃんと塗っていれば良かったと悔やんでいる事も分かっている。

  • あの頃の自分に戻れたら「注意したい事」

同社で紹介する塗り方テクニックは、「タイミングと範囲:服を着る前に&露出部より広めに」「肌への置き方:両手の平ですりあわせてから塗らない」「 日やけ止めをムラなく塗る方法:らせん&一方向塗り」といった「3つの基本」からなる。

  • 「タイミングと範囲:服を着る前に&露出部より広めに」

日やけ止めを塗るタイミングは、服を着る前が理想とのこと。その日に着る服を想定し、肌の露出する部分だけでなく服と肌の境界線よりも広い範囲に塗る事が重要となる。

日やけ止めを手の平に広げてから塗ると、ムラになってしまう可能性があるため、容器から直接または指でとってから肌に置く塗り方が望ましい。

日やけを防ぐためには、日やけ止めの塗りムラや塗り残しの無いように塗布することが大切。その方法として、くるくるとらせんを描くように塗った後、手の平全体を肌に密着させながら一方向にのばす塗り方がおすすめとのこと。

同社では、日やけ止めを"らせん塗り"と"一方向塗り"を組み合わせるやり方で肌にムラなく塗布できることを、独自の解析方法を用いて確認しているという。

さらに、「首の前・デコルテ」「腕」「手の甲」ごとの部位別での日やけ止めの塗り方についても取り上げている。

首の前・デコルテでは首の前とデコルテに適量の日やけ止めをそれぞれ3点に置くのがポイント。首を傾け、手の平で身体の外側から中央に向かって縦にらせん塗りで広げてから、同じく身体の外側から中央に向かって横に一方向塗りでのばしていく。

  • 首の前・デコルテへの日やけ止めの塗り方

腕は、手首から肘まで、肘から肩までと意識的に分けて塗るのがポイントとなる。肘はシワが深いため、軽く曲げてしわの部分を開くようにしてくるくるとなじませるのがコツ。

  • 腕への日やけ止めの塗り方

手の甲では、直線状に日やけ止めをのせて、手首から指先までくるくると円を描きながら広げていき、指先から手首まで一方になじませる。指の間や側面も忘れずに丁寧に塗布する事も大切。

  • 手の甲への日やけ止めの塗り方