今回は、頑張っている人にかける言葉一覧を紹介します。頑張っている人には応援や励ましの言葉をかけたくなるものの、気の利いた言葉が思い浮かばないときもありますよね。 「頑張れ」以外に、頑張っている人にかける言葉はどのようなものがあるのでしょうか。
頑張っている人にかける応援・励ましの言葉一覧
頑張っている人に「頑張ってね」と言うと、相手にプレッシャーを与えてしまう可能性があります。では、頑張っている人はどのような言葉をかけられると嬉しいのでしょうか。
直接的に「応援しているよ」や、少し違う角度から「終わったら一緒に○○に行こうね」と声をかけるなど、いくつかの引き出しをもっておくと相手に合わせた言葉がけができます
頑張っている人を励ませる言葉を厳選してご紹介します。
応援しているよ
「頑張ってね」は、相手にエールを送りたい気持ちから使われることもありますが、その言葉がプレッシャーとなり、ストレスを感じてしまう人もいます。
そのため、相手の努力や状況に合わせた適切な言葉がけが必要です。「頑張ってね」の代わりに、「応援しているよ」と言うことで、相手は素直に言葉を受け入れられます。
また、「応援しているよ」は、相手を支えたい気持ちも伝えられて、孤独感を和らげる効果もあります。相手にとって励みになる言葉かけを心がけましょう。
決して無理をしないでね
根詰めて頑張っている人には「決して無理をしないでね」と言葉がけをすることもおすすめです。「自分の頑張りを見てくれている人がいる」と分かると安心します。また、この言葉がきっかけで、「少し休んでもいいのかな」と休息をとることに前向きになるかもしれません。
「頑張らないと」と思いすぎて無理をしている場合、「無理しないでね」と言われるとはホッとするでしょう。ただし、今まさに捗っているときに「決して無理をしないでね」と言われても、相手を励ますことになりません。言葉がけするタイミングをしっかり見極めましょう。
終わったら一緒に○○をしようね
仲がいい同僚や友達、家族に対しては、「終わったら一緒に○○をしようね」のようなご褒美を提案することも励ましの言葉としておすすめです。
「これが終わったら、行きたがっていた○○へ行こうよ」のように、励ましの言葉だけでなく一緒に楽しめることを具体的に提案することで、相手はより一層モチベーションが高まり、最後まで頑張る気持ちが湧いて来るでしょう。
直接の励ましの言葉ではありませんが、相手のやる気が持続する魔法の言葉です。
何かあれば相談に乗るよ
もしも、頑張っているのにつまずいてしまっている人がいる場合、「何かあれば相談に乗るよ」という言葉をかけてあげるのもいいでしょう。
「いつでも相談してもらってかまわない」ということを伝えることで、相手は「自分には味方がいる」と心が楽になるかもしれません。相談しないとしても、困ったときに自分の気持ちを聞いてもらえる人がいると思えると、誰でも安心しますよね。
ただし、これは友達や同期、部下などに使える言葉です。上司や目上の立場の人へこの言葉をかけると上から目線と感じさせてしまう可能性があるので、「お手伝いできることはありませんか?」といったように言い換えるのがおすすめです。
お疲れさまです
「お疲れさまです」というシンプルな言葉でも、声をかけられるだけで嬉しいものです。この短い言葉かけと一緒に、飲み物や飴などの小さな差し入れを添えると、相手も喜んでくれるでしょう。
体調に気を付けてね
連日夜遅くまで頑張っている人には、「体調に気を付けてね」と体調を気遣う言葉をかけることもおすすめです。体調を気遣う言葉は、長時間頑張っている人に響くワードでしょう。
忙しくしていると、自分の体調の良し悪しが自分で分からないこともあります。特に、長期間頑張っている場合、気力だけではやり遂げられない可能性があります。体調を気遣う言葉がけをされると、自分の体調を振り返るきっかけになることも。
疲れている表情や言動に気付いたら「体調に気を付けてね」と声をかけてあげましょう。
助かってるよ、いつもありがとう
自分の仕事を手伝ってもらっている人には「助かっているよ!いつもありがとう」と言葉がけをすることで、感謝の気持ちを伝えられます。
親しい友達や恋人、職場の後輩や部下へこの言葉をかけましょう。この言葉をかけられると「頑張ってよかった」「自分の頑張りが伝わっているんだ」と報われた気持ちになる人が多いでしょう。親しい間柄や部下でも、感謝の気持ちをきちんと伝えることで、信頼関係を維持できます。
何か手伝えることあるかな?
「お手伝いできることはありますか?」は、上司や部下に対しても使える表現です。特に、部下や後輩の立場だと、自分から目上の人に助けを求められないという人が多いです。困っているように見えたら、自分から声をかけましょう。
〇〇さんを見習って私も頑張ります!
後輩や部下から「○○さんを見習って私も頑張ります」と言われると、嬉しく思う人も多いはずです。他人から自分の行動や価値観を肯定されていると感じるからでしょう。仕事の進め方や仕事に取り組む姿勢には、自分の考え方・価値観が表れやすいです。
自分の先輩や上司が頑張っていると思ったら、この言葉をかけると喜んでもらえるでしょう。
一緒に頑張ろうね!
1人で頑張るより、「自分と同じように頑張っている人がいる」と思うと、頑張れる人は多いでしょう。1人で黙々と作業をしていると孤独を感じることがありますが、同様の作業をしている人がいることがわかっていると、「自分だけではないんだ」と安心しますよね。
違う目標でも、「自分は〇〇を頑張るから、あなたは△△を頑張って、一緒に乗り越えよう」と言われると、自分の目標達成に向けた行動がしやすくなります。1人で頑張っている人を見つけたら「一緒に頑張ろうね!」と声をかけましょう。
頑張っている人にかけてはいけない言葉は? 「頑張れ」はNG?
「頑張っている人へ、気の利いた言葉をかけて励ましたい」と感じることは誰にもあるはずです。しかし励ましているつもりの言葉が、受け手にとっては、余計な一言になってしまうケースもあります
ここでは、頑張っている人にかけない方がいい言葉を2つご紹介します。
「それは直した方がいい」「それはおかしい」といった否定的なアドバイス
相手から相談を受けていないのに、「それはダメだよ」「それでは失敗する」などと否定的なアドバイスをするのは避けましょう。頑張っている人にとって、努力の否定だと感じられてしまうケースもあるからです。
自分の部下が大きく的外れな方向に向かって頑張っている場合や、職務上アドバイスが必要だと判断した場合は例外ですが、基本的に求められていないのに「それはおかしい」といったようなアドバイスをすると、どうしても説教のようになってしまいます。
自分がもっと効率よくできる方法を知っていても、部下は部下がやりやすい方法で頑張っているかもしれません。部下のやる気に水を差すような言動はやめておきましょう。もちろん、相手から相談を受けた場合は、アドバイスをしてあげるといいでしょう。
「もっと頑張れ」という言葉
既に頑張っている相手に対して「もっと頑張れ」と言葉をかけることもやめましょう。
十分頑張っている人が「自分は頑張っているけど、周りからは手を抜いていると思われている」「自分の頑張りが伝わっていない」と思うかもしれないからです。
特に、部下や後輩へかける言葉としてはNGです。頑張っている相手に今以上の無理を強いてしまいます。すでに頑張っている人にとって、「もっと頑張れ」という言葉は大きなストレスにつながります。
頑張っている人には「頑張れ」以外の応援の言葉を
この記事では、頑張っている人にかける励ましの言葉をいくつか紹介しました。
相手を励ましたいときには、相手の状況と自分の立場を考えて言葉がけをしましょう。配慮に欠けてしまう言葉は、相手を励ましたい気持ちがあっても、余計なお世話と思わせてしまうかもしれません。
シチュエーションや相手に合わせて、「上司や目上の人へかける言葉」「親しい人や部下へかける言葉」などいくつかのパターンを使い分けることをおすすめします。