――『仮面ライダーギーツ』の反響はやはり大きいですか?
『仮面ライダー』がきっかけでSNSをフォローしてくださった方も多いので、それは目に見えて感じる影響力だなと思いますし、コメント欄にいろんな言語のコメントがあるというのは、それまで経験したことがなかったので、全国放送の強さを感じました。また、ガチャポンのラインナップに『仮面ライダー』があって、そこにナーゴがいると「お~!」って思います。今までグッズになるお仕事があまりなかったので、すごくうれしいです。
――『仮面ライダーギーツ』で女優として成長や学びなども感じていますか?
私が今まで演じてきた役は自分と似ている明るい役が多かったのですが、『仮面ライダー』を通じて、感情のまま泣くとか、明るいだけではないお芝居を経験することができました。アクションのシーンでは、自分の口角の問題でもあるのですが、いくら真剣な表情をしていても笑っているように見えるとよく言われて、アクションシーンの表情をより気をつけないといけないなと。表現力において学びになりましたし、課題もたくさん見つかりました。
――この春に高校を卒業され、ここからは芸能活動に専念されていくのでしょうか?
はい、そうです!
――今後どのようになっていきたいと考えているのか、目標をお聞かせください。
この4月で高校生とPopteenモデルという肩書きが失われ、今年いっぱいで現役のライダーヒロインという肩書きもなくなってしまうので、大勢いる女優の中で埋もれないように個性あふれる女優になれたらいいなと。実力派女優と言われるように引き続きお芝居を磨いていきたいですし、いろんな方を勇気づけられたり、いろんな感情を与えられる女優になっていきたいです。そして、星乃夢奈としてYouTubeはずっと続けたいと思っているので、応援してくださる方と距離が近いけどかっこいい女優になっていけたらと思います。
――『仮面ライダー』の次にどんな作品に出てみたいですか?
普段、サスペンス系の作品を見ることが多いので、頭のねじが外れたサイコパスな役や、闇を抱えている役など、自分と180度違う役を演じてみたいです。あと、服が似合ううちに学園モノのヒロインが演じられたらうれしいです。
――ちなみに、お芝居の仕事に興味を持つきっかけにもなった芦田愛菜さんとお会いしたことはありますか?
お会いできていないんです。でも、同じく『マルモのおきて』に出演されていた(鈴木)福くんとは『仮面ライダー』で共演しました。
――共演されていかがでしたか?
すごく腰が低くて優しい方で、いろんな方に自分から話しかけて話すチャンスを作ってくださるので、最初から同じクラスの友達みたいなノリで気軽にお話しすることができました。
――福さんとの共演も大事な経験に?
学びになりますね。この世界に入ってものすごく長いのに、本当に腰が低くてかっこいいなと。誰にでも平等に優しくて、スタッフさんにも気を遣われていて、自分もこうなりたいって憧れました。
2004年11月7日生まれ、北海道出身。2017年にYouTubeチャンネル「ゆなちゃんねる」を開設し、明るい笑顔と愛されるキャラクターを武器に、現在SNS総フォロワー350万人超。2019年より『Popteen』専属モデルを務める(今年4月卒業)。2022年にABEMA『彼とオオカミちゃんには騙されない』に出演。現在放送中の『仮面ライダーギーツ』でヒロイン・鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴを演じている。