楽都ウィーンの小さな音楽大使、ウィーン少年合唱団がまもなく来日する。5月3日から全国29公演の日本ツアーを行う。
世界に数ある少年少女合唱団の中でも、最も有名なウィーン少年合唱団。コロナ禍による来日中止を余儀なくされた2020年から4年ぶりに、5月3日サントリーホールでのコンサートを皮切りに、日本全国各地全29回のコンサートで”天使の歌声”を響かせる。
ウィーン少年合唱団は、今年で創立525年の伝統を誇る。その特別な技術教育やコーラスの響きを受け継いで、2017年にはオーストリアのユネスコ無形文化遺産に登録された。
約100名のメンバーは、10歳から14歳の変声期を迎えるまでの僅かな期間、ウィーンに建つ白亜のアウガルテン宮殿で、国籍、言語、文化を超え、共同生活を送る。彼らはシューベルト、ハイドン、モーツァルト、ブルックナーという、合唱団にゆかりのある音楽家の名を冠した4つのグループに分かれて活動しており、今年はジミー・チャン(カペルマイスター)率いるハイドン組が、日本にやってくるとのこと。