スターバックスは、4月20日よりコーヒーとエキストラバージンオリーブオイルを組み合わせた新ライン「スターバックス Oleato」(以下、オリアート)の商品を、一部店舗で定番商品として販売します。コーヒーとオリーブオイルという想像がつかない組み合わせは一体どのような味わいになるのか、メニューや特徴を紹介します。

エスプレッソビバレッジ、フラペチーノなどと並ぶ新定番ライン「オリアート」とは?

  • 4月20日より登場する3種のドリンク

「オリアート」は、スターバックスのアラビカコーヒーにスプーン一杯のコールドプレス エキストラバージンオリーブオイルを組み合わせた新ラインです。「オリアート」というネーミングは、ラテン語で「オリーブ」を意味する「Olea(オーリア)」から着想を得て命名されました。

2023年2月にスターバックスがエスプレッソの文化にインスパイアを受けたイタリアのミラノで「オリアート」のグローバルローンチを果たし、続いて創業の地であるアメリカ・シアトルなど西海岸のエリアを中心に販売されています。世界3番目のマーケットとして、スターバックスが北米以外(カナダを含む)で初めてブランドを展開した地である、ここ日本での販売が4月20日よりスタートしました。

「オリアート」誕生のきっかけは、スターバックス創業者で、名誉会長のハワード・シュルツ氏が2022年夏にイタリア・シチリア島で滞在したあるオリーブ農園での出会いから。その農園の家族は、毎日スプーン一杯のエキストラバージンオリーブオイルを摂ることでこころに喜びを与えるという伝統を、何世代にもわたって受け継いできたことから、この伝統とコーヒーを組み合わせることを考案したのだそうです。

  • 左:スターバックス コーヒー名誉会長・ハワード・シュルツ氏、右:スターバックス コーヒー ジャパン代表取締役CEO・水口貴文氏

「オリアート」で使用するエキストラバージンオリーブオイルは、イタリアの歴史あるオリーブオイルブランド「パルタナ」がスターバックスのコーヒーとの相性を考え、厳選しブレンドしたもの。

「パルタナ」のオリーブオイルが持つ、ナッツのような風味の中にほのかな甘みが感じられる個性豊かな味わいや、バターを加えたキャラメルのような風味豊かでなめらかな味わいは、スターバックスのコーヒーとの相性が良く、ベルベットのようになめらかな口当たりと繊細な甘み、豊かな香りが特徴です。スターバックスだけでしか体験できないオリアートは、クセになるような新しい味わいを楽しめます。

新ライン「オリアート」のラインアップは?

日本では発売されるのは3 種類。どのドリンクもただオリーブオイルをかけるのではなく、オーツミルクとともにスチームしたり、シェイクして乳化させることによって、贅沢な味わいを堪能できます。今回は、中目黒にある「ロースタリー 東京」で発売される全3種類を味わってきました。

日本限定「スターバックス リザーブ オリアート ゴールデン クリーム アイス エスプレッソ」

  • スターバックス リザーブ オリアート ゴールデン クリーム アイス エスプレッソ(アイスのみ/持ち帰り972円〜1,031円、店内利用990円〜1,050円)

「スターバックス リザーブ オリアート ゴールデン クリーム アイス エスプレッソ」は、氷を入れたグラスにオリーブオイルを使用した、ほのかにナッツのフレーバーが香る「ゴールデン クリーム」を注ぎ、エスプレッソとオーツミルクを合わせた一杯。

  • ゴールデン クリーム、エスプレッソ、オーツミルクの順にグラスに注いでいく

ほんのりとグリーンがかったクリームが浮かび、グラスを近づけるとオリーブオイルの香りが漂ってきます。一口飲んでみるとふわとろな新しい口当たり。濃厚なスープを飲んでいるようななめらかな舌触りから、オリーブオイルの豊かな香りと味わいが一気に広がります。

「スターバックス リザーブ オリアート ゴールデン クリーム アイス エスプレッソ」のカロリーは208kcal。オリーブオイルとオーツミルクの甘みにエスプレッソの香ばしさがマッチしていて、味のグラデーションが感じられるコクのある濃厚なドリンクです。

「スターバックス リザーブ オリアート ゴールデンフォーム コールドブリュー」

  • スターバックス リザーブ オリアート ゴールデンフォーム コールドブリュー(アイスのみ/持ち帰り884円〜942円、店内利用900円〜960円)

「スターバックス リザーブ オリアート ゴールデンフォーム コールドブリュー」は、「バニラ ビーンシロップ」を加えたコールドブリュー コーヒーの上に、オリーブオイルを使用した「ゴールデンフォーム」をトッピングして仕上げた一杯です。

2層が分かれているからか「スターバックス リザーブ オリアート ゴールデン クリーム アイス エスプレッソ」よりもオリーブオイルの味わいを濃厚に感じますが、全体的に甘さは控えめ。コールドブリュー コーヒーの酸味とほろ苦さをしっかりと感じる大人な味わいです。

オリーブオイルのコクを感じますが、後味はすっきりとしたリフレッシュしたい時に飲みたくなるドリンクでした。「スターバックス リザーブ オリアート ゴールデンフォーム コールドブリュー」のカロリーは175kcalです。

「スターバックス リザーブ オリアート オーツミルク ラテ」

  • スターバックス リザーブ オリアート オーツミルク ラテ(ホットのみ/持ち帰り824円〜885円、店内利用840円〜900円)

エスプレッソとオーツミルクにオリーブオイルを加えた「スターバックス リザーブ オリアート オーツミルク ラテ」は唯一ホットのドリンクです。アイスのラインアップと比較するとオリーブオイルがより調和しつつ、スパイシーな辛みを感じられます。

1番乳化を感じられる滑らかで濃厚な「スターバックス リザーブ オリアート オーツミルク ラテ」は、フードとのマリアージュを楽しめる味わいのドリンクでした。カロリーは320kcalです。

新ライン「オリアート」はどこで買える?

「オリアート」の取り扱い店舗は、「ロースタリー 東京」と、スターバックス リザーブを取扱う全国の店舗、合計 63 店舗で販売を開始します。

先ほど紹介した「スターバックス リザーブ オリアート ゴールデン クリーム アイス エスプレッソ」、「スターバックス リザーブ オリアート ゴールデンフォーム コールドブリュー」、「スターバックス リザーブ オリアート オーツミルク ラテ」の3種類の取り扱い店舗は、ロースタリー 東京、スターバックス リザーブ ストア 銀座マロニエ通り、スターバックス コーヒー なんばスカイオ 3 階店、スターバックス コーヒー 東京ミッドタウン店、スターバックス コーヒー LUCUA osaka 地下 2 階店、スターバックス コーヒー シャポー船橋南館店、スターバックス コーヒー 銀座 蔦屋書店の8店舗。

その他のスターバックス リザーブを取扱う55店舗では「オリアート ゴールデンフォーム コールドブリュー」(アイスのみ/持ち帰り640円〜884円、店内利用660円〜900円)、「オリアート オーツミルク ラテ」(ホットのみ/持ち帰り589円〜885円、店内利用600円〜900円)の2種類を展開しています。

店舗によってラインアップの違いや、使用する豆やフォーム、グラスやマグカップにより価格が異なるので、立ち寄る前にチェックしてみてくださいね。

エスプレッソビバレッジ、フラペチーノなどと並ぶ新定番ラインとして新しく加わった「オリアート」。意外な組み合わせではありますが、飲んでみると新しい発見があるドリンクばかりでした。取り扱い店舗の近くを通った際には立ち寄ってみて、コーヒー×オリーブオイルのコンビネーションを味わってみてくださいね。