歴代平成仮面ライダーのスーツアクションを務めた伝説のアクション俳優・高岩成二が主演を務める『グッドモーニング、眠れる獅子2』(監督:坂本浩一)が4月12日より「Lemino・ひかりTV」にて配信されている。本作は2022年配信『グッドモーニング、眠れる獅子』の続編で、高岩による激しいバトルアクションの数々と、大きな夢に向かって努力を続けるヒロインの魅力が前作以上に打ち出されている。

  • ケイン・コスギ 1974年生まれ、アメリカ・ロサンゼルス出身。数々のアクション映画で知られる俳優ショー・コスギの長男として生まれ、8歳から映画に出演。18歳のとき活動拠点を日本に移し『忍者戦隊カクレンジャー』(1994年)ニンジャブラック/ジライヤ役で子どもたちの人気者となる。アメリカ在住時に出演した『ウルトラマンパワード』(1993年)、藤田まこと主演の人気刑事ドラマ『はぐれ刑事純情派』(1999~2002年/野田刑事役)、スポーツバラエティ『筋肉番付』『芸能人サバイバルバトル』『SASUKE』、そしてCMなど、幅広い分野で活躍する。 撮影:大塚素久(SYASYA)

陰ながら守ってきた綿貫玲実(演:渡邊美穂)が女優としての新しい一歩を踏み出したのを確認し、マネージャーを辞めた九條和真は、キッチンカーシェフを務める柚木朱音(演:小栗有以)と出会う。いつかは一流の料理人になるという夢を抱いて頑張る朱音を応援する九條だが、彼女と自分自身の周辺に、またもや邪悪な存在が立ちはだかる……。

高岩演じる元傭兵・九条和真と、クライマックスで壮絶バトルを繰り広げる黒虎を演じたのは、スーパー戦隊シリーズ第18作『忍者戦隊カクレンジャー』(1994年)でアメリカ出身の若き忍者・ニンジャブラック/ジライヤを演じたケイン・コスギ。かつてニンジャレッドのスーツアクターを務めていた高岩とは「味方同士」だったため、両者が直接ぶつかりあうのは今回が初となる。数々の映画、テレビドラマで超人的な身体能力とアクションセンスを見せてきたケインに、高岩との激しいバトルシーンにかける強い意気込みや、自身と同じくアメリカでも活躍していた坂本浩一監督の印象について尋ねた。

――ケインさんは2022年公開の映画『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』(坂本浩一監督)で仮面ライダーダイモン/アヅマ役を演じられ、ウルトラマン(ウルトラマンパワード/ケンイチ・カイ役)、スーパー戦隊(忍者戦隊カクレンジャー/ニンジャブラック・ジライヤ役)に続き、日本3大ヒーロー作品で「変身」するキャラクターを演じられたと、大いに話題を集めましたね。

そうなんです。仮面ライダーは僕にとっても憧れのヒーローでしたから、チャンスをくださった坂本監督には、とても感謝しています。仮面ライダーダイモンをファンのみなさんから納得してもらえるキャラクターにしたいと思って、必死で撮影に挑みました。前田拳太郎さん(五十嵐一輝役)はずっと空手をやっていたこともあってアクションの勘が良く、とても合わせやすかったですね。

――坂本浩一監督の作品には2度目の出演となりました。坂本監督とはそれ以前に、アメリカでお会いされたりしたことはありますか?

アメリカに住んでいた10代のころ、スタントマン時代の坂本さんとご一緒しました。その後、日本でビデオオリジナル作品を撮っていたとき、坂本さんが僕に倒されて水の中に落ちるスタントをされていたこともありました。その後も、坂本さんのアメリカでの活躍や、日本に来てから仮面ライダーやスーパー戦隊で手腕をふるっていたことも知っていました。坂本さんの作品には『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』(2020年)にボイスオーバー(ウルトラマンパワードの声)をやったのが最初。『バトルファミリア』では、思いっきり激しいアクションが出来て良かったです。

――『グッドモーニング、眠れる獅子2』でも、主演・高岩成二さんと激しいバトルアクションを繰り広げる役でしたが、高岩さんと共演された感想はいかがですか。

高岩さんとは、『バトルファミリア』スピンオフ配信ドラマ『Birth of Chimera』以来の共演です。久しぶりにお会いしたときは『カクレンジャー』のころ、一緒にアクション練習をしていた懐かしい思い出が甦ってきました。『カクレンジャー』が終わってからも現場で時折お会いし、ご挨拶はしていましたが、今回初めて一騎討ちのアクションをすることになり、とても緊張しながら臨みました。