俳優の小野寺昭が、15日に放送されるBS日テレのバラエティ番組『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』(毎週土曜21:00~)に出演し、伝説の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』の秘話などを語る。
『太陽にほえろ!』は、警視庁七曲署の捜査一課を舞台にした刑事ドラマの金字塔で、1972年から14年にわたって放送。パートIIも含め全730話の平均視聴率は23%、最高視聴率は42.5%という人気番組だった。MCのおぎやはぎも、ちょうど視聴者世代。矢作兼が「子供のころはもう、全部見てたんじゃないかな?」と振り返ると、小木博明も「国民全員が見ていたんじゃないか?くらい」と思い出を呼び起こすほどだ。
そんな人気作品に、優しく穏やかな貴公子風の“殿下”こと島公之刑事役で出演した小野寺。自身がドラマでよく乗っていたという、いすゞ車に乗って、颯爽と登場する。派手なカーチェイスなどで、車の登場機会が多かった同作。しかし、若手刑事役のキャストは犯人を足で追跡することも。小野寺は「僕も最初のうちは走ってましたけど、3年目くらいからはあまり走らなくなった」と笑って振り返る。
番組では、殿下の愛車のほか、萩原健一さん演じるマカロニ、竜雷太演じるゴリ、そして石原裕次郎さん演じるボスと、人気刑事たちの愛車が続々登場。意外にもあるメーカーのクルマに偏っている印象もあるが…。その理由も明らかになる。
作品の裏話も惜しげもなく披露する小野寺。荒くれ者のイメージがある萩原さんには、「口数多くなくて、もの静かな人でした」と、意外なイメージを持っていたという。スコッチ役の沖雅也さんは、静かなイケメンという役どころ。小野寺は「僕と同じようなスタイルで、かぶるんじゃないか」と心配したというが、それを見事に打ち消した沖さんの見事な役作りも解説。もちろん、「僕にとって永久のボス」と尊敬する、裕次郎さんとのエピソードも語る。
『太陽にほえろ!』といえば、人気刑事たちの殉職シーンが語り草。放送開始から8年、約400話に出演した小野寺も、最後は意外な形で物語と別れを告げることになった。実は、自ら劇中での殉職を願い出たという。ところが、希望とは裏腹に、何年も待たされることに。仲間たちの名演に彩られた、小野寺の印象的な殉職シーンを振り返る。意外にも、自身の殉職回の放送後、一度もドラマを見ていないというが、その理由とは…。
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