俳優の神木隆之介が主演を務める、映画『大名倒産』(6月23日公開)の場面写真が13日、公開された。

  • 左から神木隆之介、杉咲花

    左から神木隆之介、杉咲花

同作はベストセラー作家・浅田次郎による傑作時代小説の映画化作。越後・丹生山藩の鮭役人の子・間垣小四郎(神木隆之介)がひょんなことから一国の大名になるが、藩には莫大な借金があった。次々と無理難題に巻き込まれていく若殿を中心に巻き起こる、笑いと涙の傑作エンターテインメントとなる。

小四郎と幼馴染・さよ(杉咲花)が繰り広げる、息ぴったりな掛け合いも大きな見どころの一つとなるが、神木と杉咲はドラマ『学校のカイダン』(15年)をはじめ、数多くの映画やドラマで共演してきた。映画『メアリと魔女の花』(17年)で主人公・メアリ役に杉咲、ともに冒険を繰り広げるピーター役を神木が演じ、TVCMにおいても兄弟や、職場の同僚など多様な設定で複数回共演している。何度も共演を重ね信頼関係を築き上げてきた”盟友コンビ“が、本作では“幼馴染役”でタッグを組んだ。

2人はともに前田組には初参加となるが、それぞれ「小四郎は誠実なヤツですよね。真面目すぎて冗談を真に受けるようなところもありますが、“馬鹿だなぁ、こいつ”って思ってもらえるような役になればいいなと(笑)」(神木)、 「神木さんのおかげで緊張せず、現場を楽しめそうです。小四郎を元気づける役どころなので、カラッと明るく演じられたら」(杉咲)と、意気込みを語る。共演シーンも多く、撮影の待ち時間には現場の片隅で“大名倒産”のイントネーションを合わせる、神木と杉咲の和気藹々とした姿も目撃されていたそう。神木が「四字熟語みたいなイメージで言うといいかも!?」とコツを伝授すると、杉咲は「いまのは『父さん』みたいでしたね」と笑い、「いまのうちから練習しておけば、舞台挨拶では完璧だね」と言い合いながら、“大名倒産!”を連呼していたという。

小四郎とさよは同じ丹生山藩で育った幼馴染だが、小四郎が突然丹生山藩主の跡継ぎであることを告げられ、江戸に上京したところに城下町でさよと再会を果たす。今回新たに公開された場面写真では、久しぶりの再会を喜ぶのも束の間、なぜか追われる羽目になった小四郎とさよの姿や、桶に身を隠しながらひょっこり顔をのぞかせる姿が収められている。子供の頃とはすっかり立場が変わってしまった2人だが当時と変わらない幼馴染としての関係が伺え、さよは再開を機に、借金返済に奔走する小四郎を支えていく事になる。互いを“神様”“花様”と呼び合い、安定感抜群の掛け合いを見せる2人のドタバタ劇に注目となっている。

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(C)2023映画『大名倒産』製作委員会