Laspyは4月12日、「住まいと防災意識に関するアンケート」の調査結果を発表した。調査は2月17日~20日の期間、20代~60代の男女526人を対象にインターネット調査にて実施したもの。

  • 防災や備蓄品への意識

「自宅に防災備蓄をしているか」という質問に対し、「している」と71.2%が回答。一方で、28.8%が「備蓄していない」という実態が明らかに。

また、防災に対する意識は「全くしていない」(2.9%)、「あまりしていない」(26.7%)、「どちらともいえない」(21.9%)を合わせると51.5%となり、「非常に意識している/意識している」(48.5%)の回答を上回る結果となった。

  • 備蓄をしていない理由

備蓄をしていない人にその理由を尋ねたところ、1位「どんなものを買っていいか分からない」(34.8%)、2位「置く場所がない」(29.6%)、3位「なんとかなる」(17.0%)ということが判明。これらの回答は、特に単身者世帯において多く見られたという。

一方で、備蓄をしている人に備蓄品の内容を尋ねると、1位「水」(57.7%)、2位「懐中電灯」(49.4%)、3位「電池」(41.8%)という結果に。他にも「カップラーメン類」「レトルト食品」という意見も。

  • 集合住宅の防災備蓄品について

現在住んでいる集合住宅で防災備蓄品の有無を尋ねると、「ない」が45.5%と最も多く、次いで35.4%が「わからない」と答えた。

加えて、防災備蓄品の満足度について「満足していない」(32.8%)が、「満足している」(6.3%)を上回り、多くが防災備蓄品について満足していないという結果になった。また同社の分析によると、持ち家の回答者の方が備蓄品を用意している傾向にあるという。

  • 備蓄品のありなし、どちらの物件に住みたいか

物件を選ぶ際は「防災備蓄品がある物件がいい」と94.7%が回答したことから、集合住宅において防災品が用意されている方が好まれると分かった。同調査では、自身で用意することはもちろん、入居者のために集合住宅の管理側も防災品の備えが重要であると示唆している。