GOは4月5日、「新社会人の運転」に関する調査結果を発表した。調査は3月2日~6日、同社運用の次世代AIドラレコサービス「DRIVECHART」を利用する法人企業における社用車管理者222名を対象に、インターネットで行われた。
まず、「社用車を運転する全員に向けた研修のほかに、新社会人のみを対象とした安全運転研修を実施していますか?」と聞いたところ、64.0%が「実施している」と回答。最も多く実施されている研修は「運転適性検査」で73.9%。次いで「安全運転をするための座学」(63.4%)、「運転技能(実技)研修」(52.1%)と続いた。
続いて、「例年入社する新社会人が事故などの運転トラブルを起こすことはありますか?」と尋ねたところ、45.0%が「トラブルを起こしている」ことが明らかに。最も多いトラブルは、「対物事故」が圧倒的に多い94.0%。次いで「交通違反」(35.0%)、「人身事故」(21.0%)という結果に。
また、運転トラブルを回避するための対策を教えてもらったところ、「ドラレコの映像や運転日報などを見て、こまめに注意喚起をする」(88.0%)や、「トラブルがあった場合、社内に周知して注意喚起する」(69.0%)が多かった。
次に、「新社会人の安全運転指導をする上で、苦労していることはありますか?」と聞いたところ、39.6%が「苦労している」と回答。特に、「運転に慣れておらず、交通ルールなど基本的なことから教える必要がある」が最多の61.4%。次いで「同乗すると、緊張しているのが分かり、安全運転に影響がある」(42.0%)、「運転に対して苦手意識が強い」(36.4%)が上位に。また、「事故を起こす訳にもいかず、やってみてとは言えない」「最近は自家用車を持たない人が増え、運転技量向上の機会が減っており、社有車を運転させることに神経を使います」という声も。
さらに、「新社会人に関するその他の悩みや課題」を教えてもらったところ、「新社会人の配属時に、運転経験を考慮する必要がある」(51.1%)、「指導などに対して、精神的に傷つきやすい」(29.5%)といった声があがった。