「真面目」とは、うそやいい加減なところがなく、誠実であることを意味します。真面目な人はきっちりとしていて長所となる点も多いですが、真面目さを突き詰めすぎると損をすることもあります。

本記事では真面目な人の特徴について、長所・短所や、損する理由を解説します。真面目すぎる性格の直し方や向いている仕事もまとめました。

  • 真面目な人とは

    真面目な人について、長所や短所、向いている仕事などを紹介します

真面目な人の尊敬できる特徴・長所とは

真面目な人にはさまざまな長所があります。以下で、真面目な人の尊敬できる特徴を見ていきましょう。

約束やルール、時間を順守する

真面目な人は、ルールや約束事を守る意識が高い傾向があります。他人との約束を守ることはもちろん、誰も見ていないところでも決められたルールをしっかり守る人が多いでしょう。

何気ない会話で交わしたささいな約束もきっちりと守り、遅刻もめったにしないため、誠実な人だと思われている場合が多いです。

強い責任感を持っている

真面目な人には責任感が強い人が多く、物事を途中で投げ出したり、手を抜いたりすることを嫌います。その責任感の強さから、任された仕事は最後までしっかりと取り組みます。

真面目な人は自分の好き嫌いや、気乗りするかなどの感情に関わらず、自身の責務を全うしようとすることから、周りからの信頼も集めやすいでしょう。

計画を立てて行動する

真面目な人の多くは、何かを始める際に計画を立ててから動く傾向があります。

想定外の事態が起こることを回避するため、「取りあえず行動」というよりは、しっかりと計画を練り、その通りに行動をしがちです。物事の手順を考えたり懸念点を想定したりするだけでなく、スケジュールの管理もきっちりとしているでしょう。

強い正義感を持っている

正義感が強いことも真面目な人の特徴といえるでしょう。正しいことやこうあるべき、という信念を守り抜こうとします。その正義感ゆえに、いじめやハラスメント、不正などを許せず、立場の弱い者を助けることも多いでしょう。

仕事では、周囲のミスも自分の責任だと捉える傾向があります。その正義感が周りに評価されることで、責任が伴う役職者として重宝されることもあるでしょう。

向上心が高い

真面目な人はしばしば、高い向上心や強い探求心を持ち合わせていることから、目標に対しての努力を惜しみません。物事を途中で放棄することを嫌う傾向があるため、自身が納得する結果が得られるまでのめり込む粘り強さがあります。

真面目な人は、何か技術や技能を得ようとしたときでも地道な努力を続けられることから、どんどん力をつけていき、その探求心から深い知識も身に付けることができるでしょう。

自分に厳しい

真面目な人は多くの場合、ストイックな面を持ちます。我慢強く、自分に厳しい真面目な人は自己管理も徹底しています。自身の甘えに打ち勝ち、目標達成のためには努力を惜しみません。また、向上心も高いことから、なかなか現状に満足せず、次々と自身に厳しいハードルを課すことでしょう。

自身のモチベーションコントロールも心得ているため、厳しいハードルを課しながらもストレスともうまく付き合える傾向があります。

真面目な人の短所

  • 真面目な人のデメリット・マイナス面

    真面目な人には、少し困った点もあります

これまで、計画的で正義感が強く、責任感があることや、高い向上心など、真面目な人の長所を解説しました。

以下では、反対に真面目ゆえに見られるマイナス面を紹介します。

冗談が通じない

真面目な人には、冗談が通じにくい面があります。言われた言葉をそのまま受け取ってしまう傾向があるため、相手が冗談で言ったつもりの言葉も冗談と受け取れないことがあるでしょう。

また真面目な人に対して周囲が抱く印象として、気難しさや話し掛けづらさがあることも。その印象も相まって「話しかけても生真面目な話ばかりで会話が楽しくない」と思われてしまう可能性があります。

頑固で融通が利かない

真面目な人は、ルールや決まり事を重んじる傾向があります。そのため、時には柔軟さに欠ける場合があるでしょう。

イレギュラーな事態に対しても、臨機応変に対応することよりも段取りを重視して物事を遂行しようとしがちです。効率を重視する人にとっては、その柔軟性のない行動がもどかしく映ることでしょう。

完璧主義すぎる

向上心がありストイックな面を持つ真面目な人は、何事も妥協を嫌いがちです。目標に対して高い理想や完璧を求めるあまり、無理をしてしまうこともあるでしょう。

頑張りすぎて、心身に不調を来してしまうことも考えられます。

周囲に相談すること、頼ることができない

「周囲に迷惑を掛けたくない」と思い、何でも一人で抱え込みがちになってしまうことも、真面目な人の特徴です。その責任感の強さから「自力で全てを解決しなければならない」と考える傾向があります。

自身のことよりも周囲の人を優先してしまう真面目な人は、他人への頼り方が分からない人が多く、自分を追い込んでしまう傾向があります。

また、早めに相談をしていれば避けられた事柄でも、一人でどうにかしようとするあまり、最終的にどうしようもない事態に陥ってしまう可能性があります。

不器用で周りをイライラさせる

頼まれたことは一生懸命に取り組む真面目な人ですが、物事を正確に、慎重に進めたがるあまりに、不必要に思える工程も省略せずにマニュアル通りに実践したり、丁寧すぎてスピードが遅かったりするケースがあります。

そのため、融通が利かない人や不器用な人、要領が悪い人と思われがちです。

他人にも厳しい

真面目な人は、自身が持つ責任感の強さや高い理想を、相手にも求めてしまうこともあります。人一倍自身に厳しい分、他人へ要求するものも必然的に厳しいものになってしまいがちな傾向があります。

周囲の人は、その高すぎるハードルについていけず不平や不満がたまってしまうこともあります。さらに真面目な人自身はそれ以上にストイックにしているため、余計に意見を言いづらい状況になることもあるでしょう。

高い理想や完璧を求めること自体は良いことですが、その完璧主義が周囲に向かってしまうと、人間関係にあつれきを生じる原因にもなります。

真面目な人の「恋愛」における特徴・あるある

  • 真面目な人の「恋愛」における特徴

    真面目な人の恋愛についても見ていきましょう

ここまで、真面目な人の全体的な特徴を見てきましたが、以下では、特に恋愛における特徴について解説します。

デートプランをしっかり考える

真面目な人は、イレギュラーな事態に対応することが苦手です。そのため、デートの際は計画性を持って、事前にプランを考える人が多いでしょう。

恋人や好きな人とならば、その場のノリでデートをしても楽しめる場合も多いですが、計画性のあるデートがしたい人、事前の準備を愛情だと感じる人にとっては、真面目な人はぴったりかもしれません。

将来のことをしっかりと考えてくれる

日々を計画的に過ごし、責任感の強い真面目な人は、取りあえず付き合うというよりは、将来の結婚や未来を見据えた上で付き合う、という人が多いでしょう。

真剣な交際を望んでいる人には理想的と言えます。

浮気をしない

正義感が強く、うそをつくのが嫌いだったり、人が傷つく姿を見たくなかったりすることが、真面目な人の特徴。そのため、真面目な人が浮気をする心配は比較的少ないでしょう。

パートナーのことを一途に、誠実に考える真面目な人は、生涯を共にする良きパートナーになれるでしょう。

真面目すぎて疲れる

言われた言葉をいつも真に受けてしまう真面目な人には、冗談が通じず、付き合っている相手を疲れさせるというネガティブな側面があるかもしれません。

パートナーを和ませよう・笑わせようというよりは常に真剣なため、ユーモアが足りない、会話が面白くなくて退屈、と思わせる可能性があります。

真面目な人の「仕事」における特徴・あるある

  • 真面目な人の「仕事」における特徴

    真面目な人の仕事における特徴を見ていきましょう

真面目な人と聞くと、仕事においてはしっかり者で頼れる存在、きっちりと仕事をこなしてくれそうなイメージがあります。

以下では、真面目な人の仕事の取り組み方について詳しく見ていきましょう。

不正やサボりはしない

正義感と責任感にあふれている真面目な人は、自分の信念に基づき業務に取り組みます。「バレなければ不正やサボりをしてもいい」「人が見ているときだけがんばる」といった考えは浮かんでこないでしょう。

人の目がないときでも、一生懸命に業務に取り組みます。

業務理解や上達のために、復習を怠らない

向上心や探究心が人一倍ある真面目な人は、業務理解や自身のスキルアップに余念がありません。教えてもらったことはしっかりとメモをとって復習し、素早く業務を理解しようとします。

目標達成のためには復習や努力を欠かさないため、コツコツと実績を積み重ねることができるでしょう。

仕事を最優先にする

真面目すぎるがゆえに、仕事を最優先してしまう傾向があります。

真面目な人の多くは、人に迷惑を掛けたくなかったり、自分さえ我慢をすれば大丈夫と考えたりします。そのため、多少体調を崩したとしても仕事を優先してしまう、引き受けた仕事を途中で投げ出すことができずに帰りが遅くなってしまうなど、無理をしてしまいがちです。

真面目な人が損をしてしまう理由

  • 真面目な人が損をしてしまう理由

    真面目な人ゆえに、損をしてしまうこともあります

自分に厳しく何事も一生懸命に取り組む真面目な人は、周囲からの評価も集めやすいです。しかし、真面目すぎると損をしてしまうこともあるでしょう。

以下では、真面目な人が損をしてしまう理由を紹介します。

小さなミスも目立ちやすい

真面目な人は普段から業務にきっちりと取り組んでいる分、小さなミスでも目立ってしまいます。日々の徹底した仕事ぶりを見ている周囲の人は、真面目な人への期待値を自然と高く設定してしまうのです。そのため、ほんの少しのミスが大きく目立ってしまう結果になるのでしょう。

他の人が同じミスをしてもあまり評価に変わりはありませんが、真面目な人の場合は評価が一気に下がることもあります。そういった点では、損をしてしまう可能性があると言えるでしょう。

真面目さが周囲とのあつれきの原因に

正義感が強くルールを順守する真面目な人は、その厳格さから人間関係のトラブルに陥ることもあります。

例えば、「バレなければ不正やサボりをしてもいい」といった考えは、真面目な人にとってはとても看過できるものではありません。そのため、そういった場面を目の当たりにしてしまうと、ズルをしている人を見逃せずに対立してしまいます。

また人間関係においては一般的に、相手のためにあえて優しいうそをついたり、事実をつまびらかにしなかったりすることもありますが、真面目な人の場合は、常に白黒をはっきりつけてしまい、それがトラブルを生むこともあります。

頼まれた仕事を断れない

責任感が強い真面目な人は、頼まれた仕事をなかなか断れません。どんな仕事も最後までやり遂げようとするため、結果的に自身の仕事が進まず業務過多になってしまうこともあるでしょう。

頼まれた仕事や自身の持つ仕事を終わらせるために、残業や休日出勤が増えることもあり、損をしてしまうことがあるようです。

困っていても他人を頼れない

徹底した仕事ぶりできっちりと業務をこなすため、厚い信頼を得られる真面目な人。

しかし「他人に甘えるのは良くない」「まずは自分でどうにかするべき」といった考えが根底にあるため、仕事が多すぎたり、困難に直面したりした際も、他人に頼れない傾向があります。

人を助けるばかりで助けてもらおうとせず、一人で苦労していることが多いため、損をしていると言えるでしょう。

深刻に考えすぎてしまう

完璧主義で自身が納得するまで考えることを止められないことも、真面目な人の特徴です。

多くの人が「大体こんな感じでいいかな」と思えることでも、真面目な人は、不安要素が少しでもあればそれらを打ち消すための手間を惜しみません。

さらに、これまでのやり方やルールに沿った方法でないといけないと思い込み、単純なことでも複雑にしてしまう傾向があります。

深く考え込むことは悪いことではありませんが、ささいな問題も深刻化してしまうことで、損をしていることも多いでしょう。

真面目すぎる性格を改善するコツ

  • 真面目すぎる性格の直し方

    真面目すぎる性格を直す方法を見ていきましょう

真面目なことは悪いことではありませんが、真面目すぎて損をしてしまうのは避けたいところです。真面目な性格の長所はそのままに、真面目すぎる性格を改善するコツを以下で紹介します。

他人からの助言を受け入れる

自分のポリシーが全て正しいという思考を変えてみましょう。他人の意見を聞き「人にはそれぞれの考えがある」ということを認識することで「なぜ自分の考えを分かってくれないんだろう」といったストレスから解放されます。

また、他人の意見・助言を取り入れることで、自身の視野も徐々に広がっていくことでしょう。

うまく人に頼ることを覚える

人に頼ることは、迷惑を掛けることではありません。自身のキャパシティーを超えた物事に直面した場合には、人に力を借りたり、相談したりすることで早期に解決できることがあります。

むしろ、自力で解決できない問題を抱え続けることによって収拾がつかなくなることで、かえって他人に迷惑をかけることにもつながりかねません。積極的に相談することを覚えていきましょう。

視野を広げ、思考をポジティブに

真面目な人は、何事も考え込みすぎる傾向があります。例えば「決められたルールはいかなる時でも守らなければいけない」「必ず手順に沿って進めなければならない」といったように、物事を狭い視野で捉えがちです。

物事を多角的に捉えることで、今までにはなかった見解が得られることがあります。あまり深く考え込みすぎず、ポジティブで楽観的な思考を身に付けましょう。

リフレッシュの時間を大切にしよう

仕事を優先してしまいがちな真面目な人は、意図的にリフレッシュの時間を作るのがいいでしょう。

常に業務のことを考えているとストレスがたまりやすく、心身の不調をきたす場合もあります。休息時間や趣味を大切にして生活にメリハリをつけることで、かえって仕事をスムーズにこなすことにもつながるでしょう。

真面目な人におすすめの仕事って?

  • 真面目な人に適した仕事

    真面目な人に向いている仕事にはどんなものがあるのでしょうか?

正義感や責任感にあふれ、きっちりと業務をこなすのが得意な真面目な人に、おすすめの仕事を紹介します。

検品や検査など、正確性が必要な仕事

真面目な人は失敗することを恐れ、慎重に業務に取り組むことから、検品や検査など、緻密で正確性が必要な仕事に向いていると言えるでしょう。

手抜きや不正をしないことから、人の目がないところでも、マニュアル通りにきっちりと業務をこなすことができます。

法律関係の仕事

ルールを守ることを大切にしている真面目な人は、法律順守の姿勢が既に身に付いているため、法律関係の仕事にも向いているでしょう。

資格取得の難易度は高いですが、コツコツと努力を積み重ねられる真面目さも十分に発揮できる仕事でしょう。

医療関係の仕事

人間や動物の健康に関わる医療関係の仕事も、真面目な人に向いていると言えます。自分や家族の命・健康に関わることですから、いい加減な人ではなく真面目な人に診てもらいたいと誰もが思うはずです。

また、日々進歩し続ける医療業界では、常に学ぶ姿勢が問われます。他の仕事以上に責任感と向上心を求められますが、真面目な人はそれらを既に持っているでしょう。

金融・経理関係の仕事

お金を取り扱う金融業界の仕事をする人は、常に数字と向き合っています。1円単位のズレも許されないため、真面目な人の持つ正確性やきちょうめんさが生かせるでしょう。

また、お金を管理する仕事は信用が大切です。そういった面でも、誠実で正義感のある真面目な人には適性があると言えます。

IT関係の仕事

システムエンジニアやプログラマー、システム開発など、IT関係の仕事も真面目な人に向いているとされています。

この業界では、不具合が発生しない緻密なプログラム設計が求められるだけでなく、もしエラーがあった場合は、発見次第修正・解決する根気強さも必要とされます。

また、システムエンジニアはその後の過程としてプログラマーなどに仕事を引き継ぐことになるため、円滑なスケジュール管理も必要です。

地道な努力が得意で、きっちりとした性格の真面目な人に向いているでしょう。

公務員

公務員は、市民のために公明正大な態度で働く姿勢が求められます。業務内容自体は決して派手ではない場合がほとんどですが、業務を通じて社会を良くしよう、人の役に立とうと思える人が向いているといわれています。

誠実で日々の努力を惜しまない人に適性があり、真面目な人はなじみやすい環境でもあるでしょう。

真面目でも損をしない生き方を

真面目なことは決して悪いことではありませんが、いきすぎると相手にネガティブに捉えられたり、自分が損をしてしまったりすることもあります。

真面目さの長所を生かしつつ、損をしない生き方の参考にしてみてください。