ランクアップは、2月に「働くママの朝のメイク時間」の実態調査を実施した。同調査は、ママの復職シーズンに合わせ、働くママの朝のメイクに関する実態を明らかにするため、全国の20代~50代の子どもを育てながら働いている女性33名にインターネット上で行われたもの。

  • ランクアップ 「働くママの朝のメイク時間 実態調査」

子どもを育てながら働いているワーキングママに「仕事がある日の、平均的なメイク時間」と「仕事以外のお出かけの際の、平均的なメイク時間」をたずねたところ、仕事がある日は10分以内という回答が約7割に迫る67%となり、仕事以外では、半数以上の55%が11分~30分と回答した。

  • ワーママの、仕事がある日の平均的なメイク時間は10分以内が約7割を占める

本来は時間をかけて行っているメイクも、仕事のある日には時短せざるを得ないワーママの日常が垣間見える結果となった。

  • 仕事のある日のメイクでは、コロナ以降、目元や眉に時間をかける割合が増えている

つづいて、「仕事のある日のメイクで一番時間をかけていたパーツ」についてコロナ禍以前と以降での違いを聞いたところ、コロナ禍以前では「ベースメイク」という回答が半数以上の52%を占めていたが、コロナ以降については46%と微減し、「目元」「眉」に一番時間をかけているという回答が54%を占めた。 マスク生活や、リモートワーク、オンライン会議など、ベースメイクよりも、より印象の変わる目元や眉へのメイクに力を入れている様子がうかがえる。

  • 仕事がある日でも、朝の時間で最も時間がかかるのは「子どもの食事」

「仕事がある日の朝、最も時間がかかることは」と聞いたところ、最も多い回答は「子どもの食事」(52%)となった。さらに「家族の食事の用意」も合わせると、全体で67%もの人が、自分以外の食事に大きく時間を割かれているということがわかった。自分の準備(「食事」(3%)「メイクや身支度」(15%)を大きく超えて、朝も家族のために活動しているママが多いことがうかがえる。

また、最多の回答である「子どもの食事」にどのくらいの時間をかけているのかを見ると、30分以上かけている人が約3割となり、前問で明らかとなった、自分のメイクにかけている時間(約7割が10分以内)と比較しても、子どもの世話に大きく時間を取られているワーママの状況が見えてくる。

  • 自分のメイクのために、自分の食事や身支度はなるべく時短したい

「自身がメイクをする時間を増やすために、時短をしたいもの」を聞いたところ、「掃除/洗濯」という回答が最も多く25%となった。その一方で、約3割の人が「自分の食事」や着替えやハミガキなども含む「自分の身支度」と回答しており、家事や家族への影響が及ばないようにするワーママの傾向も見えてきた。

  • 最も時間をかけたいのは「ベースメイク」 。脱マスクにより肌をキレイに見せたい意識はさらに加速?

また、「最も時間をかけて行いたいメイクのパーツ」を聞いたところ、約半数を超える52%が「ベースメイク」と答えた。コロナ禍以降、目元のメイクを重点的に行っている一方で、本来はベースメイクにも力を入れたいと感じていることがわかった。今後、マスクを外して生活する日常を取り戻した際に、この傾向がさらに高まることも予測できる。

  • ママの本心はメイクや朝食など自分のための時間を充実させたい

あらためて「朝に、最も時間をかけて行いたいこと」を聞いたところ、「自分のメイクなど身支度」が最も多い回答となった。さらに「自分が食事をする時間」がつづき、前問での時短をしたいことと裏腹に本来ならば時間をかけて行いたいと考えているワーママの葛藤がみえてきた。

「家族の食事」や「子どもの世話」、「掃除/洗濯」などの家事も、一定数回答があった一方で、「夫の世話」と回答する人はいなかった。

4月から職場復帰を果たすママも多いことから、今回「働くママの朝のメイク時間」について実態を調査したところ、自分のメイク時間よりも、子どもの食事など自分以外の家族のお世話に時間が割かれているママの現状が明らかとなった。一方で、本来ならば3倍以上の時間をかけてメイクを行いたいと考えていることも浮き彫りとなった。