奈良交通、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、小田原機器、QUADRACは4月10日より、奈良交通が運行する奈良市内循環線において、Visaのタッチ決済の実証実験を開始する。

  • 奈良市内循環線(イメージ)

奈良市内中心部は、奈良公園をはじめ世界遺産「古都奈良の文化財」に登録されている「春日大社」「東大寺」「興福寺」が点在するなど、国内主要観光エリアのひとつで、国内外から多くの観光客が訪れる地域。

今回の実証実験では、インバウンドの来訪者が多く利用する同線でのVisaのタッチ決済機能の導入で、利便性の向上を図る。実施期間は2年間を予定している。

期間中は、同線のバスにおいてVisaのタッチ決済専用機器を新たに設置。Visaのタッチ決済対応カード(クレジット・デビット・プリペイド)やスマートフォンなどを乗車時に決済機器にかざすことで、運賃精算(大人220円)が行える。対象路線以外では、非対応。

  • Visaタッチ決済機器(イメージ)

小児の分や複数人数分の支払いの際には、タッチの前に乗務員に申し出る事で対応できる。

乗降履歴確認は、交通事業者向け決済および認証のプラットフォームを提供するQUADRACのQ-moveサイトの会員登録手続きの後にできる。