マルハニチロは3月16日、「回転寿司に関する消費者実態調査2023」の結果を発表した。調査は2月10日~14日、月に1回以上回転寿司店を利用する15歳~59歳の男女3,000名を対象にインターネットで行われた。
回転寿司店選びで重視することを聞いたところ、「値段が安い」(42.3%)、「ネタが新鮮」(31.3%)、「家から近い」(30.6%)、「タッチパネルで注文できる」(28.6%)が上位に。
回転寿司店で何皿食べるのかを教えてもらったところ、「5皿~9皿」(40.5%)や「10皿~14皿」(39.6%)が多く、平均9.9皿という結果に。男女別の平均は、男性が11.9皿、女性が8.0皿。1人あたりの金額については、「1,000円~2,000円未満」(57.9%)が最も多く、平均で1,690円。男女別では、男性が1,920円、女性は1,460円と、男性のほうが460円高かった。
人気のネタ1位は12年連続サーモン
続いて、回転寿司店に行った際によく食べているネタを聞いたところ、12年連続で「サーモン」(50.3%)が1位を獲得。以下、2位「マグロ(赤身)」(35.2%)、3位「ハマチ・ブリ」(32.5%)、4位「エビ」(29.0%)、5位「マグロ(中トロ)」(27.9%)という結果に。
また、自身が住んでいる都道府県以外で「回転寿司を食べに行きたいと思う都道府県」と、その都道府県で「外せない(絶対に食べたい)と思う寿司ネタ」を聞いたところ、「北海道のイクラ」(254名)、「北海道のカニ」(207名)、「北海道のウニ」(201名)、「北海道のホタテ」(193名)と、北海道の寿司ネタが上位を独占。5位には「石川県のノドグロ」(184名)がランクインした。
さらに、「よく食べているサイドメニュー」を聞いたところ、1位「茶碗蒸し」(33.9%)、2位「みそ汁・赤だし」(32.7%)、3位「ポテトフライ」(27.5%)、4位「ラーメン」(23.1%)、5位「うどん」(20.0%)となり、サイドメニューの注文数は、平均で2.2品となった。
次に、回転寿司店がSDGsに関する取り組みを行った場合、お店選びの優先度は高くなるか聞いたところ、『低利用魚・未利用魚の活用(水揚げされても利用されない魚の活用)』では、「高くなる(非常に+やや)」が47.1%という結果に。また、『環境にやさしい素材の店舗備品を使用(商品袋やストローなど)』では47.5%、『寿司文化の発信・継承(動画配信やイベント開催、職人コンテスト開催など)』では45.2%、『持続可能な漁業・養殖の実施・支援』は50.4%、『漁業就業者の支援』は50.0%となった。
また、「持続可能な漁業・養殖の認証(MSC認証・ASC認証)」を取得した魚を回転寿司で食べたいか聞いたところ、74.1%が「積極的に食べたい」「まあまあ食べたい」と回答した。
続いて、回転寿司店の食事で経験したことがあるものを聞いたところ、「一皿目が空いたら醤油皿にする」(37.3%)、「食べ終わった皿を色ごとに分けて積む」(35.9%)、「安いからと食べ過ぎてしまう」(31.8%)、「湯出しボタンが固くて手間取る」(30.8%)が上位に。
また、「回転寿司デート」の経験について聞いたところ、55.9%が「ある」と回答。回転寿司デートをしたい芸能人を聞くと、男性は、1位「新垣結衣さん」、2位「綾瀬はるかさん」(51名)、3位「広瀬すずさん」(49名)、4位「橋本環奈さん」(43名)、5位「有村架純さん」(32名)という結果に。一方、女性回答では、1位「佐藤健さん」(46名)、2位「平野紫耀さん(King & Prince)」(40名)、3位「木村拓哉さん」(34名)、4位「目黒蓮さん(Snow Man)」(26名)、5位「さかなクンさん」(24名)となった。
スポーツ選手では、男性は1位「石川佳純さん」(47名)、2位「髙梨沙羅さん」(38名)、3位「大坂なおみさん」「本田真凜さん」(いずれも18名)、5位「渋野日向子さん」(15名)。女性回答では、「大谷翔平さん」(209名)がダントツのトップに。次いで「三笘薫さん」(32名)、「長友佑都さん」(27名)、「八村塁さん」(20名)、「村上宗隆さん」(14名)と続いた。