アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの見る順番・時系列は? あらすじも紹介

「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは、1987年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載が開始された、漫画家・荒木飛呂彦さんによる作品です。

コミックスのシリーズ累計発行部数は、2022年12月時点で1億2000万部を超えています。海外にも多くのファンがいる作品として知られ、2012年にはテレビアニメも開始されました。その後もシリーズを重ねており、新たなアニメシリーズが発表されるたび、大きな話題を呼んでいます。

この記事では、そんな国内外で人気のアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズを見るおすすめの順番・時系列を解説するとともに、各シリーズのあらすじもご紹介します。

そもそも『ジョジョの奇妙な冒険』とは

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『ジョジョの奇妙な冒険』は、第1部のジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーという2人の少年の出会いによって始まった、誇り高き一族・ジョースター家の血縁と因縁を何世代にもわたって描いた作品です。

漫画は、これまで第1部から第8部までのシリーズ作品が発表されてきました。2023年2月から第9部の『The JOJOLands』がスタートしています。1部ごとに代替わりし、主人公が次々と変わっていく形で物語が進んでいきますが、どの主人公もジョースター家と血縁があるという共通点があります。

第2部主人公であるジョセフ・ジョースターの孫・承太郎が主人公として活躍する第3部からは、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの特色の1つである特殊能力「スタンド」が登場。このスタンドを持つ人物は「スタンド使い」と呼ばれ、第3部以降のバトルシーン、物語をさらに盛り上げていきます。

また、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは、登場人物の独特なセリフ、記憶に残る名言が多いことでも有名な作品です。

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの見る順番・時系列は?

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テレビアニメの「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは、これまで漫画の第1部と第2部を描いた『ジョジョの奇妙な冒険』から始まり、2023年3月現在、第6部を描いた『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』の第3クール(全38話)が放送中です。

漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第1部では、19世紀後半のイギリス、主人公のジョナサン・ジョースターと、因縁の相手ディオ・ブランドーとの初めての出会いが描かれています。

漫画と同様、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』も、1部の最初の内容からスタートしているため、放送順に見ることでスムーズに登場人物同士の関係、物語の流れを理解できます。

放送順＝時系列となっており、第1部『ファントムブラッド編』が19世紀後半から始まり、その約50年後の第2部『戦闘潮流編』は、1938年を舞台にした物語となっています。

第3部『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』(前編/後編・エジプト編)の舞台は、さらに約50年後となる1987年。

第4部『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』は、前作から約12年後の1999年。第5部『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』は、前作から約2年後となる2001年を舞台としています。そしてアニメシリーズ最新作の第6部『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』は、2011年が舞台となっています。

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの放送順

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• 1.『ジョジョの奇妙な冒険』(ファントムブラッド編・戦闘潮流編)【2012年/全26話】
• 2.『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』(前編/後編・エジプト編)【2014年・2015年/全48話】
• 3.『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』【2016年/全39話】
• 4.『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』【2018年/全39話】
• 5.『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』【2022年・2023年/全38話予定】

「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」については、全38話予定と発表されていますが、分割3クール放送となっており、これまで第2クール24話まで放送されました。2023年3月現在、第3クールが放送中です。

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのあらすじ一覧

ここからは、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのあらすじをご紹介していきます。

1.『ジョジョの奇妙な冒険』ファントムブラッド編・戦闘潮流編【2012年/全26話】

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漫画の第1部と2部をアニメ化した作品であり、テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ1作目。

『ファントムブラッド編』が漫画の第1部、『戦闘潮流編』が第2部にあたる内容となっています。『ファントムブラッド編』の主人公は、ジョナサン・ジョースター、『戦闘潮流編』の主人公はジョナサンの孫ジョセフ・ジョースターです。

『ファントムブラッド編』あらすじ

19世紀末のイギリス、名門貴族のジョースター家は、貧しい家庭出身のディオ・ブランドーという少年を養子として迎え入れる。ディオは非常に頭がよかったが、冷酷な性格で野心家でもあり、ひそかにジョースター家の財産を狙っていた。一方、ジョースター家の跡取り息子・ジョナサンは、誇り高き精神を持つ勇気ある少年だった。ジョナサンはディオに歩み寄ろうとするが、2人の関係はうまくいかず……。

『戦闘潮流編』あらすじ

ジョナサンとディオの激戦から、約50年の時が過ぎた1938年。ジョナサンの孫であるジョセフは、祖母・エリナとロンドンからニューヨークへと引っ越してきた。ジョセフはアメリカに到着した直後から早速トラブルに巻き込まれてしまうが、自身が持つ特殊能力「波紋」の力で切り抜ける。その頃、ジョナサンの旧友であるロバート・E・O・スピードワゴンに、命の危機が迫っていた……。

作品概要

『ファントムブラッド編』へのユーザーコメント

・「このアニメを見て、ハマっていったから」(31歳男性)
・「初期の作品はインパクトあった」(45歳男性)
・「最初の作品にその作品のエッセンスが集約されている」(61歳男性)
・「初期のストーリーは大変好きでした」(55歳男性)
・「自分は初期の頃の作品が好きかなぁ。ほんとに奇妙な漫画ですよね～」(53歳男性)
・「やはりアニメ化された最初のシリーズ、インパクトがありました」(50歳男性)
・「このシリーズで初めてこのアニメを見た。独特の世界観に一瞬で引き込まれた」(60歳男性)
・「原点にして頂点の作品」(46歳男性)
・「初めて見たジョジョの絵があまりに奇麗すぎて話が入ってこなかった覚えがある、違和感だらけの見始めでしたが、回を重ねるごとにワクワクした。かなりイカれた内容だが、70～80年代のロックやパンクバンドの曲が漫画の中から聞こえてくるかのように、頭の中が曲でいっぱいになりながら楽しめるアニメだと思った」(57歳女性)
・「今まで見たことがないタッチの世界観でびっくりしたから」(47歳男性)

『戦闘潮流編』へのユーザーコメント

・「ストーリーにこだわって冒険的に構成されている」(54歳女性)
・「熱い友情が一番表現されているから」(42歳男性)
・「ジョセフの活躍が好きだから」(31歳男性)
・「このシリーズが好きだから」(26歳男性)
・「ある程度アニメの方向性が見えてきたこの作品が一番納得しています。奇妙な世界観も視聴者に受け入れられ、ジョジョの魅力やベースにあるストーリー性もはっきりしているので、初めて見る人でも理解しやすいと思います。キャラクターの性格も細かく描かれていていますが、バトルで放つ能力が少し複雑になってくるシリーズ。視覚に与える衝撃は厳選された効果音とともに迫力のあるものでした。しかも能力や本能だけで戦うわけではなく、最終的に組み立てられた戦法であるところもおもしろいと思います」(60歳男性)

2.『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』(前編/後編・エジプト編)【2014年・2015年/全48話】

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漫画の第3部をアニメ化した作品であり、テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ2作目です。『戦闘潮流編』から約50年が経過しており、物語の始まりの地は日本。主人公は、ジョセフの孫・空条承太郎です。前編、後編各24話ずつとなっており、前編は2014年、後編・エジプト編は2015年に放送されました。

『前編』あらすじ

1987年日本、ジョセフの孫である承太郎は、自分の体に悪霊が取りついてしまったと思い込み、留置場に閉じこもっていた。そんな承太郎を助けるため、ジョセフが友人の占い師モハメド・アヴドゥルとともに来日。ジョセフは承太郎が悪霊だと思っているものの正体について話して聞かせる。それは「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる特殊能力であり、ジョースター家と深い関係があった……。

『後編・エジプト編』あらすじ

承太郎たちは、ジョースター一族の根絶をたくらむ邪悪なDIO(ディオ)のいるエジプトへと上陸。彼らは、砂漠をわたる旅の途中で、花京院典明、ジャン＝ピエール・ポルナレフ、イギーら新たな仲間を得る。しかし、水のスタンドによる急な攻撃を受け、アヴドゥルらが、けがを負ってしまう。さらに、けがの治療のために立ちよった町でも、スタンド使いに命を狙われることに……。いくつもの危機を乗り越えながら、承太郎たちはDIOが待つカイロへと向かう。

作品概要

ユーザーコメント

・「世界を旅するスケールの大きさがいい」(41歳男性)
・「スタンドが出てきて、さらにおもしろくなってくるから」(45歳男性)
・「スタンド名がとても好きなので」(42歳男性)
・「このシリーズのエジプト編がとてもおもしろかったのを覚えている」(53歳男性)
・「特にエジプト編はバトルとかもおもしろかったです」(50歳男性)
・「超能力が具現化していくさまが興味深い」(32歳女性)
・「スタンドの概念が確立した作品でおもしろかった」(48歳男性)
・「初めて幽波紋(スタンド)が登場したので」(57歳男性)
・「古代エジプトとのミイラとかの絡みがおもしろい」(71歳男性)
・「スタンドが新鮮だった」(44歳男性)
・「展開が熱くて最高だった」(48歳女性)
・「DIOとの完全決着ははずせないですね」(46歳男性)
・「物語の展開が刺激的でおもしろかった」(50歳男性)

3. 『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』【2016年/全39話】

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漫画の第4部をアニメ化した作品であり、テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ3作目。前作のエジプト編での戦いから約11年後が舞台となっており、主人公はジョセフ・ジョースターの隠し子・東方仗助です。

あらすじ

1999年4月、祖父・ジョセフの隠し子であり、自身の叔父にあたる東方仗助という人物を探すため、空条承太郎は日本のM県S市杜王町を訪れる。承太郎が見つけた東方仗助は、髪形をけなされると急に激怒するという変わり者ながら、承太郎と同じスタンド使いで、強い正義感を持つ高校生だった。だが、2人の出会いと時を同じくして、杜王町に不穏な空気が漂いはじめ……。

作品概要

ユーザーコメント

・「なかなかミステリアスな内容でキャラクターもカッコいいと思った」(39歳男性)
・「キャラが魅力的でおもしろい」(46歳男性)
・「悪役キャラクターが魅力的だから」(42歳男性)
・「コミックスでも名作ではないだろうか。アニメはとてもよく再現されていると思う。登場人物たちも魅力的でおもしろかった」(45歳男性)
・「いろいろなスタンド使いとの出会いや争い、そして凶悪殺人鬼の出現」(43歳男性)
・「杜王町の内容がすごくよかったです」(66歳女性)
・「岸辺露伴と東方仗助の関係性が特に胸アツ」(19歳男性)
・「ジョジョの中でこれが一番好き。スタンド使いと闘いを続けていくストーリーがおもしろい。奇想天外なアニメなのに、どこか心に響く内容にひかれてしまう」(63歳女性)

4.『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』【2018年/全39話】

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漫画の第5部をアニメ化した作品であり、テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ4作目。舞台は2001年のイタリア、主人公はDIOの息子ジョルノ・ジョバァーナです。過去の戦いの中で、DIOがジョナサンの体を奪って自身の肉体の一部としたため、ジョルノにはジョースター家の血が流れています。

あらすじ

南イタリアの都市・ネアポリスは、表向きは観光地として知られていたが、ギャングがすべてを仕切っている危険な町でもあった。仗助の友人・広瀬康一は、承太郎から頼まれ、DIOと日本人女性の間に生まれたと思われる息子・汐華初流乃を探して、その町に来ていたが、ジョルノ・ジョバァーナという青年から、荷物を奪われてしまう。実はジョルノこそが汐華初流乃その人だった。実はジョルノはあるギャングともめており、面倒なトラブルに巻き込まれていた……。

作品概要

ユーザーコメント

・「戦闘が激しくて好き」(29歳男性)
・「5部が一番好きだから」(41歳男性)
・「シリーズの中では一番完成度が高くてよかった」(45歳男性)
・「アニメ映像はもちろん、要所要所に原作補完にアニメオリジナルを入れて、急ぎ足に見えた5部原作をうまくアニメ化できたと言えます。ストーリー自体が10日そこそこの出来事なので長尺ながらスピード感のあるテンポで進んでいく点はよかったです」(55歳男性)
・「登場人物たちが何度も諦めずにボスを暗殺しようと試みる姿に元気をもらえる」(48歳男性)
・「他のシリーズにはないギャング同士のバトルが新鮮」(31歳女性)

5.『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』【2022年・2023年/全38話】

漫画の第6部をアニメ化した作品であり、テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ5作目です。2011年のアメリカが舞台となっており、主人公は、承太郎の娘・空条 徐倫(くうじょう ジョリーン)。シリーズ初、女性が主人公となっている作品です。

あらすじ

恋人と弁護士の裏切りにより、無実の罪でアメリカのグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所に収監された承太郎の娘・徐倫。彼女は、15年という刑期の長さにショックを受けていたが、承太郎から贈られたペンダントに触れたことで、不思議な力に目覚める。しかし、他の受刑者も力に目覚めており、徐倫はDIOの関係者やスタンド使いが絡む刑務所内の奇妙な出来事に巻き込まれていく……。

作品概要

ユーザーコメント

・「とにかくおもしろいッッッッッッッ!!!!!!」(34歳女性)
・「主人公が歴代の中でもダントツでカッコいいと思います」(29歳男性)
・「最新作品で映像がカッコよかった」(50歳男性)
・「冒険することの大切さを改めて感じたので」(46歳女性)
・「アニメーションが一番キレイだと思うから」(51歳男性)
・「このシリーズはかなりおもしろくてNetflixでずっと見てますね」(51歳男性)
・「キャラ設定がいいと思う」(52歳女性)
・「今までの中で一番の最高傑作な作品だと思いました。キャストや壮大なストーリーがとてもよかったです」(34歳女性)

アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズをチェックしよう!

今回は、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズをご紹介しました。

一部のキャラクターや有名なセリフは知っているけれど、作品自体には触れたことがないという方でも、アニメであれば1話20分程度で、気軽に楽しむことができます。

「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは、独特の魅力が詰め込まれている作品ですので、ぜひご覧になってみてください。キャラクターの個性も物語の内容も濃く、一度見たら抜け出すことができないほど、ハマってしまうおもしろさがあります。

また、2023年2月17日から、『ウルトラジャンプ』にてシリーズ最新作となる第9部『The JOJOLands』(ザ・ジョジョランズ)の連載が開始され、漫画も話題になっています。

アニメを見て「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズが気に入った方は、原作の漫画にも触れてみてはいかがでしょうか。

調査時期: 2023年2月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計504人(男性: 390人、女性: 114人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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