オープンワークは3月16日、「24卒就活生が選ぶ、就職注目企業ランキング【大学別編】」の結果を発表した。調査は、「OpenWork」に登録する16万611名の24卒学生が検索した企業を集計している。

24卒大学生16万611名の内訳は、東大2,905名、京大2,080名、早大5,588名、慶大4,770名、MARCH(明治・青学・立教・中央・法政)14,002名、関関同立(関西・関学・同志社・立命館)10,852名。

  • 24卒就活生が選ぶ「就職注目企業」総合ランキング

    24卒就活生が選ぶ「就職注目企業」総合ランキング

24卒就活生が選ぶ「就職注目企業」総合ランキングは、1位「アクセンチュア」、2位「レバレジーズ」、3位「NTTデータ」という結果に。「アクセンチュア」は東大・京大・早大・慶大でも1位、「レバレジーズ」はMARCH・関関同立で1位に。

注目度が高い企業の共通点としては、「20代成長環境」への社員からの評価が高く、上位5社中4社が「20代成長環境」の社員評価スコアが4.5点を超えている。実際に企業の採用サイトを覗くと、「早期から裁量権が与えられる」「20代のうちにリーダー職になる人が多い」といった発信が多く見受けられた。

  • 24卒学生【東大・京大】就職注目企業ランキング

    24卒学生【東大・京大】就職注目企業ランキング

東大・京大別では、ともに1位「アクセンチュア」、2位「野村総合研究所」という結果に。

双方のランキングを比較して分析すると、東大生のランキングでは、9位「マッキンゼー・アンド・カンパニー」、12位「ボストン・コンサルティング・グループ」、19位「三菱総合研究所」といったコンサルティング・シンクタンク業界企業がランキングの半数以上を占める結果に。また、16位の「ゴールドマン・サックス証券」については、東大生でのみランクインしている。

一方、京大生のランキングでは、4位「関西電力」、8位「サントリー」、9位「パナソニック」といった関西に本社を置く企業が多くランクインした一方、11位「旭化成」、20位「トヨタ自動車」といった大手メーカー企業もランクインする結果となった。

  • 24卒学生【早大・慶大】就職注目企業ランキング

    24卒学生【早大・慶大】就職注目企業ランキング

続いて、早大生と慶大生のランキングを比較した。

早大生のランキングでは、1位「アクセンチュア」、2位「NTTデータ」、3位「野村総合研究所」が上位に。また、toC向け(一般消費者向け)のサービスを展開する企業が多くランクインする傾向が見て取れた。なお、18位の「伊藤忠商事」については、早大生でのみランクインしている。

一方、慶大生のTOP3は、1位「アクセンチュア」、2位「PwCコンサルティング」、3位「ベイカレント・コンサルティング」。上位には、不動産・金融・広告代理店業界が多くランクインしており、特に、15位「電通」、13位「博報堂」は総合/他大学と比較しても慶大生ランキングのみで登場しているのが特徴的。

  • 24卒学生【MARCH・関関同立】就職注目企業ランキング

    24卒学生【MARCH・関関同立】就職注目企業ランキング

関東の有名私大グループであるMARCH(明治・青学・立教・中央・法政)と、関西の有名私大グループである関関同立(関西・関学・同志社・立命館)のランキングを分析。

MARCHのTOP3は、1位「レバレジーズ」、2位「NTTデータ」、3位「アクセンチュア」という結果に。また、10位「SCSK」、15位「日本IBM」、16位「伊藤忠テクノソリューションズ」、20位「NEC」といったIT業界企業が関関同立と比べ多くランクインする傾向に。

一方、関関同立のランキングでは、1位「レバレジーズ」、2位「キーエンス」、3位「オープンハウス」がTOP3に。また、京大と同じく6位「サントリー」、11位「関西電力」、8位「パナソニック」が登場するが、京大生のランキングでは登場しなかった10位「京セラ」、16位「村田製作所」、19位「クボタ」といった関西に本社がある企業が上位にランクインした。