平和の象徴ともされる鳩ですが、もし鳩がベランダに侵入し、糞をまき散らし、巣を作ってしまったら、もはや鳩と人との戦いですよね。さらに戦局が進み、鳩が産卵してしまったとしたら…あなたなら、どうしますか?

ベランダで鳩が卵を産んだ。長い間彼らとの攻防を続けてきたが完敗。鳥獣保護法に依り卵は撤去出来ないので観察することにした。

  • (Twitter イシス@Isis98w より引用)

今回の投稿者であるイシスさんが、ご自宅のベランダに鳩の卵を発見したのは、2023年2月28日朝のこと。それまでもベランダに侵入しようとする敵に鳩除けネットなどを張って対抗していたものの、とうとう産卵されたことにより「敗北」を喫しました。というのも鳥獣保護法ではいったん生まれた卵を撤去することが禁止されているから。やむなく卵はそのままにして、鳩が入れないようにしたものの…。

いちゃつき始める鳩夫婦の様子、なかなか帰ってこない雄鳩など動画をまじえて報告されるイシスさんと鳩との攻防戦や入り混じる感情の変化などに、フォロワーたちからも多くの共感や具体的対策に関するリプライが寄せられました。

「害が怖いけど産まれちゃったら今回はどうしようもなさそう…」「なんか申し訳ないけど結構可愛い」「暖かく見守って」「無精卵でも最後まで鳥獣保護法を放棄せず保護(保管)し続けてほしい」という容認愛護派もいれば、「昔住んでいた集合住宅も鳩との仁義なき攻防戦をしました」「経験者です。駆除しましょう。家の中ダニだらけになりますよ」「管理会社に連絡入れて駆除業者と今後の対策してもらうのがいいかと思います」「あ~…卵のうちに撤去をお勧めします」という徹底抗戦派の声も。

具体的対策の投稿もたくさんありました。「鳩よけには、ゴム製のヘビのおもちゃがとても有効だそうです」「磁石置いてみてください。多分戻ってこなくなります」などなど。投稿者のイシス さんにお話を伺いました。

■投稿者さんに聞く

……最初に産卵されたのは時はどんな状況でしたか?

最初に気づいたのは洗濯物を干そうとした時でした。年末から度々来ていたので鳥避けネットを張り替えたり、侵入しないよう柵や針を仕掛けていたのですが、見事に侵入され、産卵されてしまいました。

……卵を発見した時に思ったことは? その後、感情の変化は?

最初は戦いに負けたという気持ちですね。その後は卵を温めに戻ってきた母鳩に少し感情移入して、ネットをずらして卵を抱えることができるようにしました。いつも卵の様子やその後について気になっています。

……その後、鳩たちや卵はどんな状況でしょうか。

最初の1週間後は抱卵を続けていました。雄は見守っていて、雌が温めています。夜は一晩中抱卵していて朝になると出掛けるといった状況でしたね。鳩の卵を観察しはじめて9〜10目くらいですが、交代するはずの雄がなかなか戻ってこないことがありました。日中は雌が出歩くのでほったらかしになることが多いようです。

………鳩たちに一言、モノ申すとしたら?

人類が勝手に家禽化して軍事利用までしたのに厄介者扱いして申し訳ない。同じ星に生きる者同士、出来うる範囲で共生したいと思う。 元気な雛の顔を見れること願ってます。

▼ベランダで鳩が卵を産んだ。長い間彼らとの攻防を続けてきたが完敗。鳥獣保護法に依り卵は撤去出来ないので観察することにした。