リインフォースは2月21日、「リスキリング(学び直し)に関するアンケート」の結果を発表した。同調査は12月8日~21日、20代~60代のフリーランス・副業・複業人材1,053名を対象にインターネットで実施した。
リスキリングに取り組んだことでどんな成果があったか聞くと、1位は「専門知識が身に付いた」(42.5%)、2位は「仕事の幅が広がった」(34.1%)だった。「収入が増えた」(22.3%)、「仕事の依頼が増えた」(19.4%)というビジネスに直結する成果をあげた人も多く、リスキリング実施者全体の41.7%を占めている。
リスキリングに取り組んだことで「収入」または「仕事の依頼」が増えたと回答した人を職種別で見ると、本業のフリーランスで「収入」または「仕事の依頼」が増えた人は27.4%、副業・複業人材は36.0%だった。リスキリング成功者の割合は副業・複業人材の方が10ポイント近く高いことがわかった。
リスキリングで明確な成果をあげた人に、リスキリングに取り組んだ理由を聞くと、「仕事の幅を広げるため」(81.6%)が最も多く、「専門知識を身に付けるため」(52.6%)と続いた。「案件の単価をあげるため」(45.6%)は3位で、収入の増加を主な目的とせず、複合的な視点から適切な分野を見極めることが、結果的に成果につながりやすいことがわかった。
どの分野でリスキリングに取り組んだか尋ねたところ、「データ分析・統計分析」(50.9%)が最も多く、「情報セキュリティ」(47.4%)、「プログラミング」(42.1%)と続き、DX時代に求められるスキルが成果に直結しやすいことがわかった。
上記の分野を選んだ理由を聞くと、「現在の仕事で必要なスキルだから」(61.4%)が最も多く、「現在の仕事に関連はないが、新しい分野のスキルを身に付けたいから」(53.5%)が続いた。必要性が高いスキルは成果に直結しやすいが、一方で新規分野を開拓して成功した人も多いことが明らかとなった。
成功者が選んだ学習方法は「オンラインセミナー」「eラーニング」(各52.6%)が同率1位だった。1カ月あたりにかける費用は、「1万円~2万円未満」(21.1%)がボリュームゾーンで、「5万円以上」(15.8%)も多かった。