俳優の山田裕貴が主演を務める4月期のTBS系金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(毎週金曜22:00~)に、日向亘と片岡凜が高校生カップル役で出演することが4日、発表された。

  • 左から片岡凜、日向亘

本作は、同じ電車に偶然乗り合わせた見ず知らずの乗客たちが突如、前代未聞の出来事に巻き込まれ、電波が通じないうえに水も食料もない極限下で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿を描く、完全オリジナルのヒューマンエンターテインメント。

この電車に乗り合わせた乗客で、メディアでも活躍する主人公のカリスマ美容師・萱島直哉(かやしま・なおや)役を山田裕貴、正義感溢れる消防士・白浜優斗(しらはま・ゆうと)役を赤楚衛二、高校の体育教師・畑野紗枝(はたの・さえ)役を上白石萌歌が演じる。

このたび、この電車に乗り合わせた高校生カップル役で日向亘と片岡凜の出演が決定した。

2019年の「ホリプロメンズスターオーディション」でグランプリに輝き、翌年に俳優デビューを飾った日向。特撮ドラマ『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日・2021~2022年)で高校生としては6年ぶりに仮面ライダー役を演じ話題を集め、現在放送中の日曜劇場『Get Ready!』では若き万能ハッカー役を演じている。

日向が本作で演じるのは、名門高校に通う医者志望の受験生・江口和真(えぐち・かずま)。いつも冷静で、時に大人顔負けの正論で、皆をぶった斬る一面を持っている。幼い頃から、名医である父をとりまく人間関係を見てきたため両親や教師など大人に対して強い警戒心を持っている。そんな彼が様々な大人たちと生活を共にすることで生まれる心境の変化、成長に注目だ。

そして、日向演じる和真の恋人であり幼馴染で同じ高校に通う佐藤小春(さとう・こはる)を演じるのは片岡凜。SNSで注目を集め、昨年放送の金曜ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』でテレビドラマデビューを果たすと、ドラマ初出演とは思えない演技力で話題を集めた。

本作で演じる小春は、名門校に通う成績優秀な彼氏の和真を尊敬している女子高生。女子高生らしい振舞いをする一方、妙に大人びた一面もある。そして和真も知らない秘密を隠しており、この秘密が今後の乗客たちの運命、そして物語を大きく動かしていくことに……。

■日向亘

脚本を読んでみて、脚本だけでは想像もつかないことが沢山あるので、これから現場で色々と答え合わせしていきながら撮影するのがとても楽しみです。年齢も職業も性格も違う人たちといきなりサバイバル生活が始まったら、自分だったら何ができるかなと想像しました。様々な性格の登場人物が出てくるので、人間のいいところも悪いところも全てが詰まった作品だなという印象を受けました。
“電車”という社会の縮図のような空間で、見ず知らずの人たちと知識を出し合い知恵を絞りながら、現実と非現実が混ざり合った世界にどう立ち向かって希望を見つけていくのか、一緒に考察しながら楽しめる作品だと思いますし、視聴者の皆さんもご自身に置き換えて楽しんでいただけたらうれしいです。

■片岡凜

年齢や境遇、生き方も全く違う人々が、電車の一車両という空間で関わりを持ち、タイムスリップした未来の世界で人間関係を築いていくという物語の奇抜さを感じ、この先どんな展開になっていくのかとても気になりました。
作品を通して非日常な現実を味わえるということはとても楽しみですし、佐藤小春にしっかり向き合い、サバイバル生活の中で生きる意味や喜びを知ることができたらと思います。
どんな状況においても現代人が必要とするスマートフォン。手元から得られる情報源を無くしたとき、人と人との繋がりがどれだけ大切か、またどれだけ複雑かを考えさせられる、そんな作品になっていると思います。

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