ドゥ・ハウスは2月27日、「物価高に関するアンケート」の結果を発表した。調査は1月24日〜26日および1月31日〜2月2日、全国に住む20代~70代以上の男女960名~974名を対象にインターネットで行われた。
昨年からウクライナ情勢や急激な円安の影響などで値上げの波が相次ぎ、食料品を中心とした生活品の値上がりが家計を直撃しているなか、「もはや『健康的な食生活』は、贅沢品だと思いますが?」と質問したところ、36.2%が「そう思う」「ややそう思う」と回答。
一方、「健康的な食生活」は贅沢品だと思わない人は63.8%。安い時に買いだめするなどの工夫をしている人もいれば、高くても将来的な医療費の削減になればといった意見が寄せられた。
また、「SDGs(持続可能な開発目標)といわれているが、増税とか物価高でうちの家計のほうが持続不可能だと思いますか?」と質問したところ、およそ4人に3人が「そう思う」「ややそう思う」と回答。「SDGsは余裕がないとできない」「SDGsよりも、自分に直接的に関わる増税、物価高の方が死活問題」といった声が寄せられた。
次に、「物価高といわれていても、減らせないものはありますか?」と質問したところ、「嗜好品(たばこ、お酒など)」を減らせないという人が最も多く17.2%。次いで「旅行」(13.9%)、「趣味・習い事」(13.4%)、「貯蓄・投資」(13.0%)、「外食」(12.6%)と続いた一方で、「特に減らせないものはない」と回答した人の割合は40.1%と4割を占めた。
続いて、消費者に告知をせず、価格を変えずに容量を減らす「ステルス値上げ」について意見を聞いたところ、64.8%が「ステルス値上げをされるくらいなら、堂々と『値上げする』と発表されるほうが好感が持てる」と回答。ステルス値上げは「消費者騙し」のような印象を受けるという人や、「容量が減ると2つ買わなければならない場合もあり高くつく」という声もあった。