ベクトルは2月24日、「住宅ローンについてのアンケート調査」の結果を発表した。調査は2022年9月29日~10月13日、住宅ローン返済中の男女450名(男性42%、女性58%)を対象にインターネットで行われた。

  • 住宅ローンの借入額と借入期間

    住宅ローンの借入額と借入期間

住宅ローンで購入した物件は、「戸建て」が76%を占め、金額は「3,001〜4,000万円」(32%)や「2,001〜3,000万円」(30%)が多く、4,000万以下の戸建ての購入が最も多いよう。また、実際の住宅ローン契約時の借入額は「3,000万円以下」がほとんどで、頭金は「ない(0円)」という人は120人にとどまり、準備金額はそれぞれ異なるものの、やはり少なからず頭金を準備して契約しているパターンが多いよう。

また、住宅ローンの借入期間については「35年」(278人)が圧倒的多数に。「30~35年」という人が半数以上を占めた。

  • 住宅ローン金利と返済方法

    住宅ローン金利と返済方法

次に、返済中の住宅ローン金利を教えてもらったところ、「金利0.6%~0.8%」(111人)が最も多く、次いで「~0.6%」(87人)、「~1.0%」(69人)が多い結果に。金利タイプは「変動金利」(246人)、返済方法は「元利均等返済」(377人)のパターンが半数以上となった。

金利タイプや返済方法については好みで選べる場合が多いが、金利は状況によって大きく異なり、大手銀行で借りたい場合は、ネット銀行よりは高金利になったり、また、住宅ローン契約者の持病や年収などの状況に応じて結果的に金利が変わってくるケースも。とくに転職の時期によっては、住宅ローンの条件が悪くなったと感じた人も見受けられ、「住宅ローン審査の時、転職経験で不利になることはありましたか?」と聞いたところ、31人中10人が「不利になった」と回答した。

  • 返済プラン

    返済プラン

次に、返済プランについて聴取したところ、毎月の支払額は「9〜10万円(それ以上も含む)」(112人)が最も多く、続いて「6〜7万円」(83人)、「7〜8万円」(79人)が上位に。ボーナス払いの状況についは、「ボーナス払いをしていない」(296人)が圧倒的に多く、「ボーナス返済は組み込まれていないので無理が無い範囲内で毎月支払いができています」「コロナ禍になりボーナスは減ったが返済できる範囲」など、万が一ボーナスがない場合でも、問題なく毎月の返済額を支払えるかどうかを考慮した上で、ボーナス払いを検討していることがうかがえた。

また現在の支払い状況について、大半の人が「これまで通り支払っていける」(347人)と回答しており、今後の住宅ローン見直しについても、半数以上が「見直す予定はない」(55%)と回答した。