WOWOWは、2009年に品川ヒロシ原作・監督・脚本で大ヒットした映画『ドロップ』を連続ドラマ化。今夏に放送・配信することが決定した。

  • 上段左から、細田佳央太、板垣瑞生、下段左から、森永悠希、林カラス、大友一生

本作は映画同様、品川ヒロシが自らの⻘春時代をベースに綴った小説が原作。映画は興行収入20億円の大ヒットを記録し、さらに同時期に連載が開始された漫画版は現在累計発行部数が900万部を超えるなど、⻑年多くのファンに愛され続けている。

主人公・信濃川ヒロシを演じるのは細田佳央太。原作同様に髪を赤く染め、自身初となるヤンキーアクションに挑戦する。さらに、凶暴な性格で一度キレたら手がつけられなくなる狛江北中の圧倒的No.1・井口達也役に板垣瑞生。喧嘩は苦手で万引き、窃盗、空き巣など盗みの天才の「ルパン」こと安城豊役に森永悠希。冷静な性格で状況把握能力も高くグループ内で頭脳的なポジションを担う森木隆役に林カラス。お調子者で、あまり深く物事を考えない言動が多い「ワン公」こと山崎秀樹役に大友一生。なお、品川が本作の脚本執筆にあたり新たにオリジナルストーリーとキャラクターを追加。令和に登場するリブート版『ドロップ』に期待がかかる。キャストならびに品川のコメントは以下の通り。

■細田佳央太 コメント

初めてのヤンキー。初めてのアクション。すべてが未体験のまま作品に入りましたが、監督をはじめと するスタッフのみなさまに助けていただき、最後までやり通すことができました。本読みの段階では監督から主に台詞のテンポを丁寧に教えていただき、ツッコミの仕方も監督から直々に教えていただきました。そういったことの積み重ねからか、最後の方は周りのスタッフさんからも「監督に似てる!」と言ってもらえたりもしました。素敵なキャスト・スタッフのみなさまと一致団結し、新たな『ドロップ』になったのではないかと思います。

■板垣瑞生 コメント

このお話が決まったと聞いた時、挑戦したかった井口役をやらせていただけることがとても嬉しかったです! この作品の映画、漫画が昔から大好きでいつか機会があれば携わりたいと思っておりました。そのため今回、このような機会をいただけたことが嬉しいです! 品川監督とお会いしてからドロップの世界にドロップアウトしたような感覚があり、現場で起こったさまざまな出来事を監督が作品の笑いに変えてくれたり、現場が毎日楽しく非常に濃密な時間を過ごさせていただきました。最高の共演者とスタッフの方々と監督で作りました! 素敵な作品になっておりますのでぜひご覧ください!!!!!

■森永悠希 コメント

2009年に映画が公開されたこの作品にこうして関われたことが、嬉しかったです。ルパンは今回パルクールで逃げ回っています。初挑戦かつ、基礎運動能力も低めな僕からしてみれば、大挑戦でしたが、できうる限り頑張らせていただきました(笑)。同年代のキャストも多く、熱量のある現場で仕事ができて幸せでした。劇場版とはまたひと味違った『ドロップ』をご覧いただけると思います! お楽しみに!

■林カラス コメント

中学⽣の頃に読んでいた「ドロップ」の"森⽊隆"をまさか演じる事が出来る日が来るとは思っていなかったので、感慨深かったです。撮影現場では、原作からも漂う圧倒的なヤンキーたちの熱量が溢れ出ていて、スタッフの方々と話し合って細かいディテールを作り上げていけたのは幸せでした。品川ヒロシ監督のユーモアと⽪⾁に満ちたセンスと、⼀切妥協しなかったアクションシーンは⾒所です。皆さんから愛される作品になる事を願っています。

■大友一生 コメント

昔から密かにヤンキー作品には憧れを抱いていましたが、ヤンキーとは真逆のタイプの僕にとって、 この役を演じるすべてが新しい挑戦でとても新鮮でした。共演者のみなさんと『ドロップ』の世界に飛び込み感じるすべてがドキドキワクワクの連続。見どころはズバリアクションです! 入念にアクションを作っていったのでとにかく見応えあります。原作や映画ファンの方にも観ていただきたい‟新しい『ドロップ』”になってます! よろしくお願いします。ヒョー!!!

■品川ヒロシ コメント

僕にとって映画の『ドロップ』は⻑編映画デビュー作で、『ドロップ』から監督の魅力にハマり、『ドロップ』のヒットのおかげで今も監督が出来ている。そんな思い入れのある作品を今度はドラマとして撮れるというのはめちゃくちゃ嬉しいです。普通、ドラマを脚本・監督する場合は、数人の監督で撮影編集をしていきます。それに対してWOWOWは最終回まですべて脚本・監督をさせていただけるので、やりがいがあります。細田くんは礼儀正しくて、真面目で、好⻘年。芝居も丁寧で細かくて、どんな⻑台詞も、どんな難しいシーンも一発で決めてくれる。板垣くんはやんちゃで愛される男。可愛い反面、どこかギラついていて達也のイメージにピッタリ。森永くんは、まだ若いのに冷静でいつも落ち着いている。理解力が高く、アドリブも多い。林くんはクールな役で端正な顔立ちなんだけど、なぜかみんなにいじられる。森木のクールさが、どこかトボけて見えるのは林くんのおかげ。大友くんはなんかおかしいと言うか、変わってると言うか、奇妙な雰囲気が、ワン公という奇妙なキャラクターにマッチして面白かった。映画版の『ドロップ』のヒロシ、達也、ルパン、森木、ワン公には思い入れがあって、とても愛していましたが、新しい5人が新しいキャラクターに仕上げてくれました。映画『ドロップ』を好きだと言う方も、観たことがない方も楽しめる作品になっています。ぜひご覧ください。