そんな2人をより魅力的にしているのが、北川氏の脚本のフレキシブルさだという。2月7日放送の第4話のラスト、寝ている音に空豆がキスするシーンが話題になった。
橋本プロデューサーは「北川さんが最後の“なめくじキス”を発明してくださったんです」と明かし、「次の日に夢として語られるくだりはすごいなと思いました。あのときのすずちゃんの、起きて欲しくないけれど、起きないの? という何とも言えない表情も素晴らしかったです」と絶賛する。
関川プロデューサーも「ロケーションによって急遽書き換えていただいたシーンも結構ありました」と北川が臨機応変に対応してくれていることを明かすと「打ち合わせしたことと全然違うプロットが送られてくることもあるのですが、どれもイメージよりも素晴らしい。特に空豆と音の会話は本当に面白くて、脚本が届くたびに『こう来たか!』という驚きや発見が多いです」と舌を巻く。
「火ドラを楽しみにしてくださる視聴者の方の記憶に残るラブストーリーを届けたい」と熱い思いを語った製作陣。後半戦について関川プロデューサーは「第4話を観ていただければわかる通り、互いに気になる存在になっていることは間違いない。第5話以降、2人の夢がようやく形になり出していくなか、それぞれが夢と恋に対してどんな道を進むのかに注目してほしいです」と見どころを述べる。
橋本プロデューサーも「この作品の魅力に、空豆と音がわちゃわちゃしているシーンがあると思うんです。でも2人が夢に向かって進んでいくなか、そんな時間がなくなっていき、どう感じるのか。物語が終盤に進むにつれ、とても大きな出来事が待っているので、その時の2人の決断を楽しみにしてほしいです」と期待を煽っていた。
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