特撮ドラマ『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)の主演として注目を集め、現在放送中のフジテレビ系月9ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』に出演している俳優の前田拳太郎が、初写真集『Awake』を2月14日に発売。新潟県・佐渡島の野性的なロケーションで撮影したカットや、東京で撮影したモードな衣装と大胆なメイクのカットなど、さまざまなシチュエーションで多彩な表情を見せている。同写真集の撮影エピソードについて前田に話を聞いた。

  • 前田拳太郎 撮影:加藤千雅

――初写真集の発売が決まったときの心境を教えてください。

特撮が終わったときに写真集を出す方が多いイメージがあり、僕も写真集を出せたらいいなと思っていたときにお話をいただいたので、「憧れの写真集が出せるんだ」とすごくうれしかったです。

――タイトル「Awake」に込めた思いを教えてください。

『仮面ライダー』が終わって新しい一歩を踏み出したいという思いがあり、役者として目覚めるという意味を込めて「Awake」というタイトルにしましたが、感情を目覚めさせるという意味もあります。役者として自分でもまだ知らない感情を引き出していきたいので、この写真集で自分のいろんな部分を見せて感情を目覚めさせたいと思いました。また、役者という仕事の自覚を持つという意味など、いろんな思いを込めてこのタイトルにしました。

――写真集でこだわったところは?

表現という部分で個性を出したいと思い、みんながやらないようなことに挑戦しました。写真集はこうだからという型にはまったものにはしたくなかったので、自分の見せたいものを見てもらいたいという思いでこの写真集を作りました。

――特に個性が出たなと思っているカットを教えてください。

ピンクの衣装で奇抜なメイクをしたカットや、顔にペイントしたカットは、普段の自分とは違う多様性を出せたと思います。発想力や感性を磨いていきたいという思いもあり、クリエイティブなことに挑戦してみました。

  • 『前田拳太郎1st写真集 Awake』より (C)KADOKAWA/写真:横山マサト

――メイクやペイントした自分の姿を見ていかがでしたか?

イメージしていたものを言葉にしてメイクさんたちに伝えて作っていったのですが、皆さんの発想で僕が想像していた以上のものになりました。

――写真集を通して新たな表現や感情などに出会えましたか?

さまざまな衣装やメイク、場所や背景で、自然体のまま自分が思ったことや感じたことを表情にするというイメージで撮影していたので、いろいろ表情や感情が引き出せたのではないかなと思います。

――撮影地・佐渡島はご自身が希望したのでしょうか。

いろいろ案を出していただいて、その中から佐渡島に決めました。僕はアニメが好きで、アニメっぽい雰囲気の素敵な場所が多かったので、ここで撮ってみたいなと思いました。

――一番気にいった景色は?

緑がすごくきれいな『天空の城ラピュタ』っぽい場所はとても印象に残っています。海のカットも楽しかったですし、本当にどの場所もきれいでした。