東急不動産は2月9日、同社が参加組合員として参画し、渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合が推進する「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」における渋谷の新たなランドマークとなる新施設名が「Shibuya Sakura Stage」に決定したことを発表した。

  • 外観イメージ

同再開発事業は、100年に一度とも言われる再開発において、渋谷駅中心地区の都市基盤整備を完成させるための重要なプロジェクトとのこと。

施設名称は、これから生まれ変わる桜丘のまちが、桜を愛して皆で楽しむ日本人の心を大事にしたいという想いと、様々な個性が集う渋谷で、働く人・遊ぶ人・住む人、すべての人が主役となり、自らのものがたりを発見・発信する舞台でありたいという想いを込めて名付けられた。

「働・遊・住」を兼ね備えた大規模複合施設となる同施設では、様々な規模の企業がフレキシブルに入居することが可能なオフィスや、最先端のトレンドやカルチャーを創出・情報発信する商業施設にくわえ、渋谷駅中心地区で唯一となる住宅を整備する。

さらに、外国人ビジネスパーソンなどに対応したサービスアパートメント、子育て支援施設、国際医療施設や新たなビジネスの創出の場となる起業支援施設を導入。

また、日本を代表するターミナル駅である渋谷駅に隣接し、駅や周辺地区を結ぶ多層の歩行者ネットワークを整備する事で、周辺地区とのつながりの回復やグローバルに対応した機能・仕組みの充実により多様な人々の受け入れを図る。

  • プロジェクト地区平面図

くわえて、緑あふれる広場の整備やまちとしての継続的なイベント実施などを通じてにぎわいを創出し「めぐり歩いて楽しいまち」を目指すとのこと。

ロゴの制作にあたっては、美しく、読みやすく、記憶に残るシンプルなデザインを重要視。色は渋谷のまちに合わせ、モダンでポップ、躍動感のあるピンクのカラーを採用した。

  • ロゴデザイン

竣工は11月30日で、以降は順次開業となる。店舗などがおおむね開業する2024年夏には、まちびらきのイベントを実施する予定とのこと。