俳優の三浦獠太、フリーアナウンサーの宇垣美里が、東海テレビ・フジテレビ系土ドラ『自由な女神 ―バックステージ・イン・ニューヨーク―』(3月4日スタート、毎週土曜23:40〜、全4回を予定)に出演することが12日、発表された。

  • 左から三浦獠太、宇垣美里 =東海テレビ提供

「comipo」、「DLsite comipo」、「めちゃコミック」、「コミックシーモア」、「ピッコマ」などで配信中の『バックステージ・イン・ニューヨーク』(オーツカヒロキ/forcs刊)を、ニューヨークから東京に舞台を移しドラマ化する同作。地味な田舎女子のヒロイン・サチ(井桁弘恵)が、伝説のドラァグクイーン・ク―ルミント(武田真治)と出会い、東京でファッションデザイナーを目指す上京物語だ。

そして今回新たに、三浦獠太、宇垣美里らの出演が決定。三浦がサチの幼馴染み・川田篤史役、宇垣はミントのライバルのドラァグクイーン・マカロン役を演じるほか、小木茂光、朝加真由美、宮崎美子などの出演も発表された。

三浦、宇垣のコメントは以下の通り。

■三浦獠太
篤史というキャラクターに対し僕をイメージしてキャスティングしていただけたことが純粋に嬉しかったです。特に幼馴染みへの恋心という設定は、昔からとても憧れがあり、最初に台本を読んだときにとても興奮しました。もう、その瞬間からサチとの恋についての妄想が止まらなかったくらいです。一つ一つのシーンをどう演じていこうか考えるのが楽しかったです!

篤史は、ちょっとお馬鹿さんな部分はありますが、憎めず、本当に芯が強い男だと思っています。大好きな人のために真っ直ぐ突き進める強さを持っているのですが、ただ、その不器用さや、真っ直ぐさが人々に誤解を招いてしまうこともあるキャラクターです。

その篤史を演じるにあたって、彼がどんな状況であっても「なによりもサチのために」ということを考える男であることを前提に全てのシーンに挑みました。僕自身が、篤史のような、不器用だけどとことん真っ直ぐ突き進む男の強さに昔からとても憧れていたので、その憧れをいい意味で役に反映できていたらいいなと思います。

共演いただいた井桁さんも、武田さんも、いつも明るく人に思いやりをもって接してくださる方たちで、現 場は常に2人の暖かさに包まれている印象でした。井桁さんは、どんなに大変なシーンでもいつも笑顔いっ ぱいのポジティブさで、そのポジティブオーラにとても救われました。また、武田さんは本当にザ・エンターテイナーで、常にみんなが笑顔でいられる環境を作って、現場を明るくしてくださっていました。一緒にお仕事をさせていただきとても楽しかったです。

この作品は本当に前向きでポジティブな作品になっていると思います。その前向きな空気が、多くの人に届 いて、皆さんの心を満たしてもらえたら嬉しいです。もちろん、僕が演じる幼馴染みの篤史とサチの恋愛が どのように進展していくのか、についてもぜひともご注目ください! お楽しみに!

■宇垣美里
オファーをいただいた時、そもそもドラァグクイーンの役を女性が演じていいのかな? と疑問に思いました。でも調べたら、女性のドラァグクイーンもいることが分かり、何より「誇張されたステレオタイプな女性を表現することで、押しつけられた女らしさ・男らしさの固定概念をぶっ潰す」というドラァグクイーンの在り方に大きな魅力を感じるようになりました。

マカロンは、一生懸命で頑張り屋さんで、感情表現が豊かな子なんです。彼女なりのドラァグクイーン像が あって、そのためなら誰とだって戦ってやるけど、決して楽な道じゃない。だからずっと尊敬してその背中を追い続けているミントに、本当は認めてほしいし応援してもらいたいんですよね。でも、そのことを素直に表現できなくて、ついついミントに突っかかっていっちゃう。小学生かよ。かわいい! って感じ(笑)

そんなマカロンを演じるにあたっては、ひとつの台詞の中に高い音も低い音も混ぜ、くるくると印象が変 わるような幅のある話し方を目指しました。ちょっとうるさいな!? となるくらい手先をぴらぴら動かして いるのは鳥っぽさをイメージしています。どの瞬間も派手に、堂々と、美しく、がテーマです。

私自身も、思い返すとアナウンサー時代も含めて、今までの人生、常に押しつけられる○○らしさ、というものと戦ってきたようにも思います。誰かに認められたいというよりは、好きな自分以外では1秒たりともいたくない、という思いが強いかとは思いますが、それによって誰かの自分らしさを解放できていたとしたら、それはマカロンと同じところを目指していると言えるのかもしれません。

このドラマは、見る人に「本当に自分がやりたいことってなんだろか?」 と問いかけ、一歩を踏み出すその背中をぽんっと、優しく押してくれるような作品です。みんなでたくさん練習したダンスシーンも合わせて 楽しんでいただけると幸いです。