2月7日にスタートするフジテレビのドラマ『凋落ゲーム』(毎週火曜24:25~ ※関東ローカル、初回24:35~)で主演を務める俳優の菅生新樹が、同作の見どころや、主演として意識していたことなどを語った。

  • 菅生新樹

菅田将暉の弟で、昨年3月に大学を卒業後、本格的に俳優業をスタートさせた菅生が演じるのは、ファッションサブスクリプションサービス「shareDresser」代表を務める守口奏多。高級腕時計を身につけ、有名起業家たちと一流レストランで会食を繰り返すなど、誰もがうらやむような成功者の象徴的存在だったが、1通のダイレクトメッセージがその人生を一変させる。

正体不明の差出人から届いたのは、守口が他人には絶対に知られたくない事実を捉えた動画。「暴露されたくなければ自分の指示に従え」と脅迫され、守口は “不可解なお題”に従っていくことに。当初は引き返すチャンスもあったが、人にバレたくない、築き上げたパブリックイメージや名誉を守りたいという思いが守口を追いつめ、お題を必死にこなしていく。そして周囲の人々を巻き込み、日常を狂わせていく……。

今作が初主演作となる菅生は「まだまだ経験値もないので、自分で大丈夫なのかなと正直思いました」と率直な感想を吐露しながら、「でも、大野(公紀)プロデューサーが僕に賭けてチャンスをくださった。チャンスを頂くことはできるけど、ものにできるかどうかは自分次第なので、最初は萎縮したんですけど、すぐに気持ちを切り替えて、自分が一番作品に対して熱意をもって臨もうと決めました」とオファーを受けた時の心境を振り返った。

守口という役柄については「上昇志向を持っている人物」だと説明し、「常に上を目指しているところには共感できました。僕自身、俳優のお仕事を始めて、まだまだ知らないことばかりなのですが、ずっと上を目指そうと覚悟を決めたところは似ているのかなと思います」と自己分析。

続けて、「守口はいわゆるインフルエンサーなので、“同じような仕事をしている友人がもしこうなったらどうしよう……”と想像しつつ、それを自分に置き換えて、人が追い詰められた時はどんな顔をするのか、どんな挙動をするのかを考えました。でも実際に自分が経験したことではないので、お芝居の参考にするためにいろんな映像作品を観るようにしました」と、役作りのために行なったことを明かした。

また、今回は主演として撮影現場に入るため、「唐沢寿明さん、林遣都さん、仲野太賀さんをはじめ、これまで自分が出演させていただいた作品の主演の方々は皆さん共通して、熱量がすごくて、自分も含め現場がそれに奮い立たされる感覚があったので、僕はまだまだ若手で歴もないのですが、自分がこの作品に一番愛を持っていようと決めて撮影に臨みました」と言い、さらに「現場の皆さんへの感謝の気持ちを絶対に忘れてはいけないと思い、それを言葉にして一人ひとりに伝えることを心がけていました」と話した。

そして最後は視聴者に向けて、「このドラマは、本当に誰にでも起こりうる身近なことをテーマに描いているので観やすいと思いますし、緊迫感もあってドキドキもできるので、『早く次が観たい!』と思っていただける作品になっていると思います。考察しながら、ぜひ“沼”っていただければ嬉しいです」とメッセージを送った。

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