歌手の西川貴教が、『THE FIRST TAKE』の制作チームが手がける動画コンテンツ『FUKA/BORI(フカボリ)』に登場している。

  • 西川貴教

『FUKA/BORI』は、音楽を嗜好品のように味わい、楽曲やアーティスト自身について深く掘って語る“最深音楽トーク”コンテンツ。東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦がホストを務め、音楽が生まれた裏側にどんな物語があったのか、その音楽を生んだミュージシャンを作ったのはどんな音楽だったのか、ゲストアーティスト自身が谷中とともに掘り下げていく。

子どもの頃は、大好きだった祖父が喜ぶからという理由で歌を歌っていたという西川。ヴァン・ヘイレンをはじめラジオからハードロックに出会い、中学生になって初めて組んだハンドの解散ライブで、周囲の反応を目の当たりにし、「パカーンってスイッチが入っちゃいましたね。じいちゃん以来ですよ。初めてこんなに褒められて、と思って」と、音楽で生きていく決意を固める瞬間だったと明かす。

また、10代の後半に大阪でバンドを組みデビューを果たすも、脱退し自身で曲を作り人に渡し続けていた時期を振り返り、「終わらないんじゃないかと思ってもいたが、結局何もないまま終われない、やめることが怖かったというのが、正直な気持ちだったと思います」とその当時の心境を吐露。

さらに、T.M.Revolutionとして活動26年、イベント「イナズマロック フェス」の開催や、音楽から他領域にわたる活動など唯一無二の存在感を放つ西川貴教の、バイタリティの源泉と煩悶したデビュー前の時期を振り返る濃厚な回となっている。