岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(岐阜県各務原市)は3月25日より、リニューアル5周年記念イベントを開催する。

  • 空宙博ロゴ

同施設では2018年3月24日にリニューアルオープンした事から、同日を「空宙博の日」としている。

同イベントは、米国マクドネル・エアクラフト社(現ボーイング社)が開発した機体で航空自衛隊岐阜基地にて2021年に退役した「F-4(ファントム)」の常設展示などの企画展や航空宇宙分野の専門家による講演会や展開。

  • F4

初日の10時30分からはF-4展示前にてオープニング式典を開催し、F-4の公開を記念したテープカットや水ロケット一斉打ち上げを行う。

  • 水ロケット(イメージ)

13時からは、F-4元パイロットと「MAG!C☆PRINCE」の永田薫氏と平野泰新氏によるF-4をテーマとしたトークショーも開催する。

3月25日〜6月5日は、企画展「ウェルカム, ファントム -空を守った幻影F-4EJ改ファントムII-」を実施。F-4EJ改ファントムII431号機の展示経緯の解説や関連部品の展示、各務原市出身の空撮カメラマン赤塚聡氏による「F-4写真展」、F-4の魅力を体験できるイベントを行う企画展を展開する。

1月28日〜5月8日には、ミニ企画展「ピンポイント・コンパクト・SLIM -日本、月へ。その先へ。-」も実施。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が今年打上げを予定している小型軽量な月探査機で、月面へのピンポイント着陸技術の実現を目指すプロジェクトの目的や探査機の特徴などをパネルや映像で分かりやすく紹介する内容となっている。

講演会は、宇宙飛行士・空宙博アンバサダーによる「最新の宇宙開発と今後について」(3月25日)や元航空技術研究所(現JAXA)職員による「博物館誕生秘話〜航空機を後世に遺す〜」(4月1日)、宇宙飛行士による「宇宙への挑戦(仮)」(4月8日)を予定している。

そのほか、アクセサリーやハンドメイド雑貨などを出店する「かがみがはらおさんぽマルシェ」(3月25日〜26日)や宇宙に関するゲームや宇宙飛行士が行う訓練が体験できる「航空宇宙塾」(3月26日)、JAXAが認証している「宇宙日本食」が体験できる「宇宙食の試食会」(4月2日)など様々なコンテンツも用意している。