俳優の藤原竜也が6日、都内で行われたTBS系日曜劇場『Get Ready!』(1月8日スタート毎週日曜21:00~)の制作発表会見に、主演の妻夫木聡、松下奈緒、日向亘とともに出席した。

  • 藤原竜也

本作は、多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームの物語。堤幸彦氏が演出を担当する。昼間は自身の店であるパティスリー「カーサブランシェ」でパティシエをしている孤高の天才執刀医・波佐間永介(通称:エース)を妻夫木聡、その相棒である交渉人・下山田譲(通称:ジョーカー)を藤原竜也、凄腕オペナース・依田沙姫(通称:クイーン)を松下奈緒、若き万能ハッカー・白瀬剛人(通称:スペード)を日向亘が演じる。

キャスト陣はまだ完成した第1話を見ていないそうで、藤原は「2日前にもかかわらず、まだ見ていない。いつになったら我々は見られるのか(笑)。逆にオンタイムで初回を楽しむのも面白いんじゃないかなと思っています。本来なら前もって見られたりするんですけど今回はあきらめて、初回、視聴者の方と一緒にテレビの前で見たいと思います」と話した。

妻夫木と藤原は約20年ぶりの共演。妻夫木がジョーカー役の藤原について「交渉人役でセリフも一番多いですが、セリフの多さに対して竜也が持っている引き出しの多さに毎回驚かされます。言葉の意味をどう届けるか、的確に芝居されているのを見て勉強になるなと思います」と称えると、藤原は「台本読むたびにどうしてここまでしゃべらされるんだろうなと思いながら読んだりする」と吐露した上で、「オペ台本は非常に複雑だし専門用語もあって、それが難解であれば難解であるほど、松下さんと妻夫木くんは大変。それを見て僕はにやにや笑っている。これは大変だと。その楽しみはあります」とにやり。

現場での無茶ぶりを聞かれると、妻夫木が「この間、前日くらいに長セリフを足されていました。竜也が」とエピソードを披露。藤原は「前日の夜とか当日の朝にセリフを足されるというのは、ストレスでしかなくて」と本音を打ち明けて笑いを誘い、「『覚えていくもんか』って決心するんですけど、また違う自分が『覚えていかなければ現場は回らないな』って、泣く泣く(セリフ)を入れちゃう」と話した。

そんな無茶ぶりもありつつ、堤監督との仕事について藤原は「楽しいですよ」と述べ、「僕らがなかなか理解しがたい要求でも、監督の思い通りにやってみると僕らが見ていた堤ワールドに入れるのかなと。自分の引き出しにはないものを新たに与えてもらっている感じがして楽しいです」と信頼を口にしていた。