大河ドラマ『どうする家康』(1月8日スタート、NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)の新キャストが6日に発表され、眞栄田郷敦と古田新太の出演が明らかになった。
第62作大河ドラマとなる本作は、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く物語。主人公・徳川家康を松本潤が演じ、脚本を古沢良太氏が手がける。
このたび、徳川家康の生涯に大きな爪あとを残した“乱世が生んだ怪物”を演じるキャスト2人が発表された。最強大名の遺伝子を継ぐ若き猛将・武田勝頼役に眞栄田郷敦、のちに将軍となる家康が会った最後の将軍・足利義昭役に古田新太が決定した。
眞栄田が演じる武田勝頼は、武田信玄の若き後継者。幼いころから信玄に厳しく育てられた強靭な体力と精神の持ち主。父の知略・軍略の才も受け継ぎ、武田家史上最大まで領地を広げる。三方ヶ原の戦いで壊滅的な打撃を負わせた徳川を、さらに追い詰める。近年研究が進み、父に劣らぬ名将であったと評価が高まっている。
古田が演じる足利義昭は、徳川家康が初めて京に上った時に、謁見した室町幕府15代将軍。将来、自分が将軍になるとは微塵も思っていない三河の田舎大名・家康にとって、遥か雲の上の人、異次元の人物。明智光秀を介して織田信長と通ずるが、のちに2人は袂を分かつ。
大河ドラマ初出演の眞栄田は「時代物の撮影自体が初めての経験なので不安要素はたくさんありますが、また新たな経験をたくさんさせていただけると思うとすごく楽しみです。一日一日、一分一秒を大事にしていきたいです」と意気込み、「夢のような共演者の方々ばかりで、吸収できることは全て吸収して自分の血肉にしていければと思います」とコメント。
『元禄繚乱』(1999)、『新選組!』(2004)以来、19年ぶり3度目の大河ドラマ出演となる古田は、演じる足利義昭について「ダメな人だったんだろうなと思います。嫌な感じの人が演じられたらなと思っています」と述べ、「何よりMJ(松本潤)さんとの共演が楽しみです」と話している。
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