フジテレビ系バラエティ特番『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2022』が、今年はクリスマスのきょう25日(24:45~)に生放送される。

クリスマスにひとり寂しくしている視聴者が、明石家さんまふんする“明石家サンタ”からの生電話で「今年起きた不幸話」を披露して合格すれば、豪華プレゼントが当たるという32年目を迎える名物番組だ。

その醍醐味は、何と言ってもさんまと視聴者による何が起きるか分からない生放送ならではのやり取りやハプニング。そんなさんまと第1回から30年以上タッグを組む八木亜希子と、40年以上にわたる付き合いになる演出の三宅恵介ディレクターに、67歳の今もお笑い界のトップランナーとして走り続けるさんまの魅力を聞いた――。

  • 明石家さんま(左)と八木亜希子=『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』より (C)フジテレビ

    明石家さんま(左)と八木亜希子=『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』より (C)フジテレビ

■“笑いの神様”を引き寄せるにもほどがある

さんまの印象について、「もう人とは思ってないです(笑)」と語る八木。「日常生活からしてどういう形で毎日が成り立ってるんだろうと、年月を重ねて知れば知るほど、不思議なことが多いんです」と、そのすごさを表現する。“人ではない”ことを確信した事例の1つとして、「体温計が反応しないんです。本当に数字が出ない(笑)」と挙げた。

三宅Dは「ある番組のロケハンに一緒に行ったら、あの人ずっと歌ってるんですよ。みんな大変で相手ができないから、ロケバスのさんまさんの席を運転手さんの後ろにすると、最終的には運転手さんとずっとしゃべってる(笑)。それが夜遅くなっても絶対に寝ないで、しゃべってるか、歌を口ずさんでるんです」と証言する。

八木は「“笑いの神様”がさんまさんを大好きなことは間違いないんですけど、引き寄せるにしてもほどがある」と驚きながら、その背景には生まれ持ったもの以上に、表では見せない努力があると分析。

「気に入ったエピソードがあったらどんどんインプットされて、それを一生忘れないんですよね。そういった記憶力とか勘の鋭さは、半端じゃない量のいろんなものを読んだり見たりしてるからだと思うんです。そんなに寝なくていい方なんで、その時間もインプットに使ってらっしゃるんだと思います」(八木)

  • 三宅恵介ディレクター(左)と八木亜希子

そして、「1人でいるときはものすごい努力をされてると思うんですけど、絶対にそれを見せないし、言わないんです」(八木)といい、三宅Dも「何かのロケの帰りに、さんまさんが車の中で寝たことがあるんです。それを見たら、すごく恥ずかしそうにして『言わんといてくれ…』って(笑)。昔は打ち合わせしてるときに何か気づいたり、思いついたら、大きなネタ帳があって、それに書いてたんですけど、それはやっぱり見せたくない部分なんでしょうね」と、その性格に共感。

三宅Dは「キャバクラに遊びに行くのも、若い女性が何を欲して何が話題になっているか、あの人にとっては“取材”なんですよ」と推測し、「さんまさんは自分のプロデュースがすごくうまい方。杉本高文(=本名)が明石家さんまの名プロデューサーなんだと思います」と評した。