東武鉄道は、特急料金の改定を2023年3月18日に実施すると発表した。特急「スペーシア(けごん・きぬ)」「リバティ」は、特定区間を現行の520円から550円に、40kmまでの区間を520円から700円にそれぞれ引き上げる。

  • 東武鉄道が3月18日に特急料金を改定。特急「スペーシア(けごん・きぬ)」の平日・土休日料金は廃止し、料金を統一する

特急「スペーシア(けごん・きぬ)」は平日・土休日料金の区分をなくし、料金を統一。41～60km(現行950円)と61～90km(現行1,250円)の特急料金は変更せず、91～120kmの特急料金を現行の1,250円から1,450円、120km以上の特急料金を現行の1,470円から1,650円に引き上げる。個室料金は3,770円から変更しない。特急「りょうもう」は、特定区間を520円から550円、40kmまでを520円から600円、41～60kmを780円から850円、91～120kmを1,050円から1,250円に引き上げる。61～90km(現行1,050円)は変更しない。

特急「スペーシア(けごん・きぬ)」「リバティけごん・リバティきぬ・リバティ会津・リバティりょうもう」「りょうもう」に設定される特定区間は、現行の浅草～久喜間と浅草～杉戸高野台間の2区間から、浅草～久喜間、浅草～南栗橋間、下今市～東武日光間、下今市～鬼怒川温泉間の4区間に変更する。特急「スカイツリーライナー」は、春日部発の40kmまでの料金を520円から550円に引き上げる。北千住・曳舟・とうきょうスカイツリー発の料金は変更しない。

その他、特急券を特急列車内で購入した場合、通常料金に加え、大人・小児ともに一律200円を加算する「車内発売加算料金制度」を拡大。現在は「THライナー」のみ導入しているが、3月18日以降、特急「スペーシア(けごん・きぬ)」「リバティけごん・リバティきぬ・リバティ会津・リバティりょうもう」「りょうもう」「スカイツリーライナー」「アーバンパークライナー」の各特急列車にも導入される。

係員無配置駅や時間帯係員無配置駅から乗車する場合、駅に備え付けているオレンジ色の「乗降車駅証明書発行機」で乗降車駅証明書を受け取れば、特急列車内で特急券を購入しても車内発売加算料金を適用しない。これらの特急列車の乗車直前にホーム上の係員から特急券を購入した場合も、通常料金に加え、大人・小児ともに一律200円を加算する。

特急列車をとうきょうスカイツリー駅から浅草駅まで乗車する場合に限り、特急券なしで乗車できるサービスは2023年3月17日をもって終了する。