モスバーガーがプレミアムバーガー「一頭買い 黒毛和牛バーガー ~特製テリヤキソース~」を12月28日より数量限定で発売する。どうやらかなり贅沢なバーガーのようなので、新商品発表&試食会に行ってひと足お先に味わってきた。
■プレミアムバーガーは"モスからのギフト"
「お客様それぞれにあったモスらしいワクワクする感動体験を」ということで、さまざまな趣向を凝らした商品を届けてきた今年のモスバーガー。発表会に登壇したモスフードサービス マーケティング本部長の安藤芳徳氏によると、今回の新商品はそんな2022年の集大成として「みなさんを驚かせるような、ありえないバーガーを作りたいとの想いから誕生した"モスバーガーからのギフト"」なんだとか。
「一頭買い 黒毛和牛バーガー ~特製テリヤキソース~」は、その名の通り一頭買いした黒毛和牛の各部位をパティに使用したバーガー。通常はバーガーに使われることのない、サーロインやヒレといった希少部位も丸々使って作られている。そのため、理論上は1枚のパティの中に約15%分のサーロインやヒレが入っているというから、和牛好きにはたまらないバーガーと言えそうだ。
また、一頭買いすることでコストを抑えることができ、高級な肉を使用しているにも関わらず低価格な690円での提供を実現させている。普通、黒毛和牛を使ったバーガーだったら1,000円以上するイメージだから、コスパも抜群に良いと言えるだろう。
会場では、「一頭買い 黒毛和牛バーガー ~特製テリヤキソース~」に使用されている19部位(サーロイン、ヒレ、リブロース、肩ロース、肩バラ、ハネシタ、ミスジ、腕肉、トウガラシ、中バラ、外バラ、カイノミ、フランク、ランプ、イチボ、内モモ、外モモ、シンタマ、スネ)も披露された。
発表会には日本最大級の肉の祭典「肉フェス」で4回連続総合優勝を達成し殿堂入りしている肉のプロ、"肉おじさん"こと、門崎代表取締役の千葉祐士氏も参加して商品の魅力を紹介した。
千葉氏によると、黒毛和牛の経産牛(出産を経験した雌牛のこと)は一頭を産んでも十頭を産んでも同じ経産牛というくくりになってしまうため、部位だけで仕入れると品質のバラつきが多くなってしまう。それを一頭買いすることで、霜降り部分も赤身の部分も品質が均一になり誤差が生まれにくいという。また、過小評価されがちな経産牛の旨味の強さ、美味しさを知ってほしいという想いも込められているようだ。
■気になる味わいは?
さて、いよいよ試食へ。バンズからはみ出ているパティの豪快さに驚きつつ、まずはパティだけを食べてみると、想像以上に濃厚な肉の旨味が口の中に広がってくる。パティはゴロっとしているのかなと思いきや、かなりしっとりしていて食べやすい。
肉をミンチにする際に、塩こうじなどに漬け込む工程があり、肉が持っているジューシーさ、保水性をあげていることで、こうした食感になっているようだ。
そんな肉の美味しさを引き立てているのが、特製テリヤキソース。醤油と白味噌をベースにしたテリヤキソースに、トマトのペーストとピューレを入れることで甘みと酸味の味わいを深くし、甘酒を加えることでコクと奥行きを引き出している。
また、隠し味として黒毛和牛の熟成肉を原料にした発酵調味料「牛醤」を使い、より一層肉の味わいを前面に押し出している。また、モスバーガーといえばおなじみの厚切りトマトとシャキシャキのレタスが入ることで全体のバランスが取れており、後味も非常に良かった。
「一頭買い 黒毛和牛バーガー ~特製テリヤキソース~」は、12月28日より100万食の数量限定販売。美味しさとコスパの良さを考えると、即売り切れてしまう可能性あり。発売されたならぜひ早めに購入を!