アイドルグループ・King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『クロサギ』(毎週金曜22:00~)の最終回が23日に放送される。

黒崎役の平野紫耀(右)と吉川氷柱役の黒島結菜

第9話で桂木(三浦友和)と決別し、日本最大手のメガバンク・ひまわり銀行執行役員・宝条(佐々木蔵之介)を喰うために動き出した黒崎(平野紫耀)。ラストへ向けて物語がハイスピードで展開していく中、黒崎のことをずっと気にかけている隣人の大学生・吉川氷柱(黒島結菜)との切ないラブストーリーの行方にも注目が集まっている。

偶然出会い、氷柱の父・辰樹(船越英一郎)が詐欺師に騙されてしまったことがキッカケで言葉を交わすようになった黒崎と氷柱。法学部で検事を目指す氷柱は、シロサギを騙し返す黒崎のやり方がどうしても許せないと思いながらも、黒崎と接していく中で考えに徐々に変化が生まれる。さらに、黒崎の過去を知った氷柱は彼のために涙を流したことも。

一方の黒崎は、法律が弱者を救うと信じている氷柱のことを一蹴・・・していたはずだった。しかし、氷柱が自分に繰り返しかけてくれる「あなたは、一人じゃないから」という言葉、そして自分のために涙を流すその心に黒崎の何かが確実に動いていた。

第9話では、黒崎の仇討ちなんてまるで忘れたかのように、お互い笑い合いながら食事をし、心を近づけたように思えた2人だが、ラストで黒崎の目の前で何者かにさらわれてしまった氷柱。最悪の展開が予想される中、突如公開された2ショットビジュアル。この2ショットの裏にどのような物語が待ち受けているのか!? そして、決して結ばれることのない悲劇の関係の2人の未来とは――。

武田梓プロデューサーは「黒崎と氷柱は最後までどうなるか分からない関係性の2人でいてほしいですし、それをすごく楽しめるような最終回を作れたと思います。第9話でも切ない2人だったと思うのですが、黒崎と氷柱がどういう形であれ幸せになってほしいと、視聴者に応援してもらえるような2人を描こうと思いながら作ったので、そこも一緒に最後まで見届けていただきたいと思っています」とコメント。

那須田淳プロデューサーは「黒崎と氷柱は決して結ばれることのない、いわば悲劇の関係です。最終回では、そんな2人の間にどんな未来があるのかということを感じさせるようなシーンを作ったので、そこにもぜひ注目していただきたいです。ラブストーリーは、結末を見るものだけじゃないと思っています。特にこの2人は、設定上21歳で人生まだ始まったばかり。そこにラブストーリーの関係性とは違うことが起こっていくのも見どころだと思っていますので、最終回もぜひ楽しみにしていてください」と呼びかけている。

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