• メイキング写真

本作では、信じられないような映像シーンが怒涛のように続く。特にサムとスティーヴンが対峙する場面は、どれだけ過酷な撮影だったのか――と思わずにはいられないぐらい壮絶だ。

サムは「私たちは史上初めてパフォーマンスキャプチャーを水中で撮影するということを試みました。そんななか肉体はもちろんなのですが、大変だったのはメンタルです。陸の上でもあれだけの動きをしながら感情を表現するのは大変だと思うのですが、酸素のない不自然な環境でしっかり心を表現するというのは、どちらかと言うとメンタルの領域。ぜひ他の役者さんにもやっていただきたい体験です」と撮影を振り返る。

スティーヴンも「まさにサムが言ったことがすべてなのですが、それにプラスして、前回私が演じたクオリッチはほぼ実年齢の役柄でしたが、今回は25~26歳ぐらいの肉体の設定なんです。その意味で非常に大変なことではありましたが、でも私は“できるだけ頑張る”という信条なので、その思いに従ってチャレンジしました」と笑顔を見せていた。

13年前に世に放たれた『アバター』は、世界中で多くの称賛を浴び、2022年に続編として第2弾が公開される。さらにシリーズは5部作まで続くという構想も発表されている。

サムは「ここから物語がどんなものになるのか、また自分にとってどんな影響が及ぼされるのかは分かりません。でもその可能性のすべては僕にとって素晴らしいものになると思っています」と期待を述べる。

スティーヴンも「今後の自分のキャリアや人生に対して、どんな効果や作用があるのかは、分かりにくいものがあるのですが、私がこれまでの13年の間に理解してきたのは、『アバター』という作品は、自分の人生のなかで分かちがたく交差しているものであるし、これからもそうなっていくであろうことは分かります。そのことは僕にとってすごく幸せなことであります」と語っていた。

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