ラーニングエージェンシー(旧トーマツ イノベーション)は12月15日、「内定者意識調査」を発表した。調査は10月3日~12月1日、2023年卒業予定で同社の内定者向け研修の受講者623人を対象に行われた。
調査結果は以下の通り。まず、「これから社会人になるにあたり、どのような気持ちが強いか」と聞くと、「不安、心配な気持ち」(85.1%)、「嬉しさ、楽しみな気持ち」(66.9%)、「期待感」(66.0%)が上位に上がり、2020年度、2021年度と比べると、どの項目も増加している。
次に、「入社に向けてどのような『不安』があるか」と尋ねると、トップは「自分の能力で仕事についていけるか」(68.5%)、続いて、「しっかりと成果を出せるか」(56.5%)、「生活のリズムの変化、社会人としての考え方に慣れることができるか」(45.6%)が続いている。
また、「入社に向けてどのような『期待』があるか」については、「色々と学び成長できる」(71.7%)が最も高い割合となった。次いで、「新しい経験ができる」(67.1%)と続き、社会に対して不安を抱えながらも、自身の成長や新しい経験に期待していることが分かった。
次に、「この会社で頑張ろう! という気持ちをどの程度持っているか」と聞いてみると、「100%」(54.3%)、「90%」(12.8%)、「80%」(19.1%)、「70%」(6.9%)という結果になっている。
続いて、「100%」と答えた内定者と「100%以外(90、80、70%)」と答えた内定者に分けて、「入社に向けてどのような『不安』があるか」と尋ねると、どちらも「自分の能力で仕事についていけるか」が1位となったが、100%内定者の方が7.3ポイント高い割合となった。
また、「生活リズムの変化、社会人としての考え方に慣れることができるか」は、100%以外内定者の方が13.7ポイント高かった。
最後に、「内定期間中、会社からどのようなサポートが欲しいか」と聞くと、「先輩社員との人間関係を築く機会が欲しい」が「100%内定者」(61.5%)、「100%以外内定者」(60.4%)と両者で1位となった。