ファンクは12月13日、「経営者の報酬と資産状況に関する調査」の結果を発表した。同調査は9月27日~10月4日、20~30代経営者135名、40~50代経営者104名を対象に、インターネットで実施した。

  • どのくらいの金額を自身の報酬として受け取っていますか

どのくらいの金額を自身の報酬として受け取っているか尋ねたところ、20~30代経営者の最多回答は「600万円未満」(27.4%)、次いで「600万円以上1,000万円未満」(21.5%)となった。

40~50代経営者の場合、最多は「600万円未満」(39.4%)、次いで「600万円以上1,000万円未満」(21.2%)という結果になった。20~30代経営者の報酬の約4割が「1,000万円以上」で、40~50代より14.4ポイント高くなっている。

どのくらいの金額を自己資産として保有しているか尋ねると、20~30代経営者は「1,000万円~3,000万円未満」(15.6%)が最も多く、「500万円~1000万円未満」(14.1%)が続いた。40~50代経営者は「100万円~500万円未満」(20.2%)が最多で、次いで「100万円未満」(18.3%)となっている。20~30代の50.4%が「1,000万円以上」で、40~50代より15.8ポイント高い結果になった。

  • どのくらいの金額を自己資産として保有していますか

お金の使い方を尋ねたところ、20~30代経営者は「貯金」(61.5%)が最も多く、「金融資産などへの投資」(43.0%)が続いた。40~50代経営者も「貯金」(61.5%)が最も多いが、「趣味」(54.8%)がそれに続いている。

  • あなたのお金の使い方を教えてください

お金の使い方で、「自己メンテナンス」と回答した人に、具体的な使い道を聞くと、20~30代経営者は「トレーニング」(56.2%)、「健康(サプリメントなども含む)」(56.2%)が多かった。40~50代経営者は「健康(サプリメントなども含む)」(79.2%)が圧倒的に多く、「睡眠/休息」(50.0%)が続いている。

自身が持つお金について、どのような存在として捉えているか尋ねたところ、20~30代経営者の51.9%が「体験/経験に活用するべきもの」、43.0%が「趣味に活用するべきもの」と答えた。40~50代経営者は、「生活の質を高めるもの」(48.1%)、「趣味に活用するべきもの」(46.2%)が多かった。

  • 自身が持つお金について、どのような存在として捉えていますか

自由に使えるお金として1億円を得た場合、どのようなことに使うか聞くと、20~30代経営者・40~50代経営者とも、「貯金」が最も多く、「自己が関係する法人に対する出資」「金融資産などへの投資」と続いた。

  • 自由に使えるお金として1億円を得た場合を、あなたは、どのようなことに使いますか

1億円の使い方について、より具体的に尋ねると、「新規事業の資本にしたい」(46歳)、「新規分野への初期投資と研究開発費」(58歳)、「会社の成長につなげ、それを周りに還元するのがメイン」(34歳)といった回答のほか、「家族の豊かな暮らしのために貯金や出費をしたい」(38歳)、「3世代家族で世界一周旅行」(57歳)という声もあった。