ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は12月8日、FIFAワールドカップの開幕から12月2日までのグループステージ期間中の全公式会場におけるVisaカードの利用額のデータを公表した。

消費支出(金額)は、FIFAワールドカップ2018の全期間中の支出総額に迫る勢い(89%)で、FIFA ワールドカップ2014期間中の支出総額を現時点で上回っている(192%)。また公式会場内での支払いの88%がタッチ決済となっていることも明らかになった。

開幕から12月2日のグループステージの最終戦までの期間に、FIFAワールドカップ公式会場で決済された消費支出総額の7割が、各国で発行されたVisaカードによるものだった。1位は「米国」(18%)で、「メキシコ」(9%)、「サウジアラビア王国」(8%)と続いている。日本は、会場での消費支出総額が7位(2.3%)だった。

トーナメントのグループステージ期間中の全試合で、スタジアム内での1回当たりの取引額は平均23米ドルだった。全試合の決済内容の内訳のトップ3は、「商品」(47%)、「飲食」(36%)、「FIFAチケット関連」(11%)だった。

スタジアム内の決済取引高が最大となったのは、11月30日の「サウジアラビア対メキシコ戦」で、2位は11月 26日の「アルゼンチン対メキシコ戦」だった。日本の試合の中で、最も平均決済額が高かったのは、12月1日の日本対スペイン戦(25.8米ドル)で、飲食関連の購入で平均合計13.1米ドル、商品の購入で平均85.8米ドルとなった。